現在開催中の2025年日本国際博覧会「大阪・関西万博」について、万博広報・プロモーション局海外コミュニケーション部の吉村佐知子部長は23日、台湾のメディアの合同取材に応じました。
吉村氏は、「13日の開幕以降、ほぼ順調に運営が進んでおり、開幕から22日までの来場者数がのべ92万人を超えた。平日でも来場者の熱が徐々に高まっている傾向が見られる」と明らかにしました。また、「来場者数の目標は全体でのべ2,820万人で、そのうち海外からの来場者に関しては350万人を目指しており、現在の状況からみて目標達成は可能である」と指摘。来場者数について、さらなる上方修正も視野に入れているということです。
吉村氏はさらに、海外へのプロモーションについて、具体的な予算額は明かせないとしつつも、「前回、アラブ首長国連邦のドバイで行われたドバイ万博に比べると費用は比較的抑えられている。今後も海外からの来場者数を伸ばすため、全世界への発信に加えて、台湾をはじめとする訪日外国人の多い上位5つの国・地域に向けてプロモーションを強化している」と指摘。大阪・関西万博の公式キャラクター『ミャクミャク』も同行して積極的に広報活動を展開していくということです。
一方、以前、日本側は台湾の交通ICカード『一卡通(iPass)』と提携し、『大阪・関西万博iPASSカード』を発行しました。カードのデザインには万博のマスコットキャラクター『ミャクミャク』のイラストを採用し、台湾の人々が日本を訪れて万博を観覧するよう促すための取り組みです。
日本の経済産業省が民間シンクタンクに委託して行った評価によると、今回の大阪・関西万博は約2.9兆円の経済効果を生み出すと見込まれています。しかし、日本国内での盛り上がりは予想より低く、メディアからは経済効果の下方修正の可能性について質問が出ました。これに対し、吉村氏は「過去の万博の経験から、後半にかけて熱が高まる傾向がある」と述べ、「現時点では経済効果の見通しを下方修正する予定はない」と明言しました。
吉村氏はまた、先日、台湾が「玉山数位科技株式会社(Tamayama Digital Tech Co., LTD、玉山デジタルテック株式会社)」の名義で出展している「Tech World」館を見学したことに触れ、「台湾の自然から最新テクノロジーまでを網羅した展示内容から多くのことを学んだ」と述べ、「見学した時間はまるで一つの旅のようだった。今後は子どもも連れて訪れたい」と語りました。
(編集:豊田楓蓮/許芳瑋/本村大資)