リトアニアでは最近気温が急上昇し、首都ビリニュスでは最高気温が摂氏26度に達しました。市内にある杉原サクラ公園では桜が満開となり、日本の春を思わせる風情を楽しもうと多くの市民が訪れています。
杉原サクラ公園(Chiune Sugihara Sakura Park)は、リトアニアで2番目に長いネリス川(Neris River)の河畔に位置し、園内には数十本の日本の桜が植えられています。この桜は、日本の外交官・杉原千畝の生誕百年を記念し、2001年に植樹されたものです。
第二次世界大戦中、杉原千畝氏はリトアニア在カウナス日本領事館に領事代理として勤務。当時、政府の命令に背き、リトアニア、ポーランド、ドイツから逃れてきたユダヤ人に対し、数千通に及ぶ通過ビザを発給し、ナチス・ドイツの迫害からの逃亡を手助けしました。
1通のビザで1家族が避難できたことから、杉原氏が救ったユダヤ人の数はおよそ6000人にのぼると推定されています。その功績により、彼は「日本のシンドラー」と称され、イスラエルでは道徳的模範であり、歴史的恩人として尊敬を集めています。
(編集:呂学臨/本村大資)