中華民国海軍「中和軍艦」は27日未明、台湾中部・台中港沖約45カイリ(約83.3キロ)の海上で勤務執行中に、中国籍の漁船「閩連漁61756」と接触しました。
これを受け、中国の漁船が操業と偽り、我が国の海軍艦艇の演習を監視していたとする疑問の声があがっています。
これに対し、国防部の顧立雄・部長は28日、立法院(国会)でメディアに対し、国防部が各種の演習を行う際、想定される中国側の監視行動に対しては、事前シミュレーション及び防止メカニズムをもっていることから、中国が一艘の漁船のみで中華民国国軍の演習の情報を収集しようとすることは、まずありえないと述べました。
中国で台湾政策を担当する中国国務院台湾事務弁公室(略称:国台弁)は本件について、台湾側の海軍軍艦が悪意をもって接触したと批判、厳しく非難しています。
国防部の顧・部長はこれについて、「国台弁は一貫してこのような主張」だと述べ、国防部は、本件の影響を受けることはなく、今後も、必要な演習任務を続けていくと述べました。
顧・部長はさらに、中華民国国軍は日々、情報、監視、偵察の各種方法を統合し、台湾海峡周辺の情勢を把握し、関連の情報は引き続き外部へ向けて発表していく、現時点で、異常な状況は見受けられない、と強調しました。
(編集:駒田英/中野理絵/本村大資)