外交部(外務省)は21日、ベルギー連邦議会の代議院が初めて、中国による台湾への威嚇を非難する決議を採択したとして、台湾とベルギーとの関係発展において格別な意義をもつと指摘しました。
欧州連合(EU)の政策執行機関、欧州委員会と欧州連合外務・安全保障政策上級代表は19日、共同で「欧州防衛白書」を発表しました。外交部によりますと、この白書の中では、中国による急速な軍事拡張へ強い懸念が示されているほか、中国が現在、台湾に対する政治、経済、軍事、インターネット及び認知作戦を強めていると指摘、台湾海峡の現状を変えることは、激しい動揺をもたらす可能性があり、ヨーロッパに対しても経済面、戦略面に大きな影響を及ぼすと強調しているということです。
外交部はまた、欧州理事会では2023年6月、初めて会議の結びに、台湾海峡情勢緊迫化に対する懸念が示され、いかなる武力あるいは脅迫による一方的な現状変更につながる行為に反対するという文字が盛り込まれたほか、台湾海峡の平和、安定はEUの27の会員国にとってのコンセンサスであることを確認していると指摘しました。外交部はまた、昨年、中国が台湾に対して「聯合利剣」と題した合同軍事演習を二度行った際には、欧州対外行動局が、台湾海峡の平和、安定は地域及び全世界の安全及び繁栄に対して戦略的で重要な意義を持つとする声明を発表しており、EUにとって、台湾海峡の現状を維持することには直接的なメリットがあると指摘しました。
外交部はさらに、EU以外にも欧州各国の立法機関も相次いで姿勢を示しており、最近も、ベルギー連邦議会の代議院が決議を採択、中国に対し、緊張した情勢を和らげるよう、一切の挑発をやめ、台湾海峡の現状を尊重するよう求めたと紹介、決議案ではこのほか、国連総会2758号決議(アルバニア決議)は台湾の地位について言及していないとして、ベルギー政府が国連において、この立場をはっきりと説明するよう促している、と述べました。
外交部によりますと、ベルギー連邦議会代議院は、2015年11月と2020年7月に、台湾を支持する決議案を採択したほか、今回は初めて中国による台湾威嚇を非難する決議案を採択したということです。外交部の林佳龍・部長(大臣)は、ベルギー連邦議会代議院の支持に感謝、外交部では今後、既存の良好な基礎のもと、双方の実質的な交流及び友好、協力関係を引き続き、深化させていくと強調しました。
(編集:駒田英/中野理絵/本村大資)