今年で第8回目を迎える、アジア太平洋地域の対話を促すことを目的とする「玉山フォーラム」が17日に台湾北部‧台北市で「新南向+:台湾、インド太平洋と新世界」をテーマに開幕しました。頼清徳‧総統は17日、2日間にわたり行われるフォーラムの開会式に出席し、挨拶を行いました。
頼‧総統はまず、平和で安定した台湾と自由で開かれたインド太平洋地域への支持を示す、各国の参加者が台湾を訪れたことを歓迎しました。また、玉山フォーラムが「新南向」政策の重要なプラットフォームであるだけでなく、過去8年間で台湾及び世界28カ国から累計3,600人以上が参加し、台湾と世界各国とのつながりを深めたと指摘。現在、新南向政策は経済貿易協力、人材交流、資源共有、地域連携において豊かな成果を収めていると述べました。
また、玉山フォーラムは今後、継承と変革という重大な使命を担うことになり、これまで蓄積してきたコンセンサスを地域諸国との緊密な協力の行動計画に転換するだけでなく、世界の友好的なパートナーとともに繁栄するための協力計画を推進し、「台湾から新世界を見渡し、新世界で台湾を見つける」ことの実現を期待しているとしています。さらに、全面的なスマート化時代を迎えるにあたり、今回の玉山フォーラムの政府セッションでは、特にスマート医療、スマート交通、半導体チップサプライチェーンのレジリエンスなどのテーマが設定されており、これは台湾が各国と手を携えて新時代の課題に向き合うことを意味していると述べました。
頼‧総統は、現在の台湾は国際社会に認められた民主主義の成果だけでなく、半導体などの科学技術産業も有しており、グローバルな民主主義のサプライチェーンの再編と経済秩序の再構築のプロセスにおいて重要な役割を果たすことができる。台湾は引き続き世界に向かって歩みを進めると同時に、世界が台湾に入ってくることを歓迎すると強調しました。
頼‧総統は、「台湾の産業は過去の『西進(西への進出)』、『南向(南への展開)』、『北合(北との協力)』から、さらに自信を持って太平洋を越え、東へと拡大してアメリカ大陸や世界各地へと進出し、『台湾に立脚し、グローバルに展開し、世界中に販売する』ことを実現する」と話しています。
頼‧総統は、世界的な転換と変動の重要な時期において、台湾は民主主義のパートナーと共に努力し、ノンレッドサプライチェーン(非赤供給網)とデジタル面での団結を強化し、権威主義の拡大による脅威と課題に共に対応すると述べました。また、玉山フォーラムを通じて経験を共有し、相互交流と協力のためのより強固な基盤を築き、より包摂的で強靭かつ繁栄するインド太平洋地域を共に構築し、民主主義、自由、平和の価値を共に守っていくと表明しました。
(編集:許芳瑋/本村大資)