アメリカ・ワシントンD.C.に本部を置くシンクタンク、「ヘリテージ財団」の創設者であるエドウィン・ジョン・フュルナー・ジュニア(Edwin J. Feulner, Jr.)氏率いる訪問団が先ごろ、台湾を訪問しました。
その際の話として、外交部(外務省)の林佳龍・部長(大臣)は11日夕方、自身のフェイスブックページの最新投稿で、シンクタンクは政府の人材プールであり、政策決定者に実用的な政策提案を提供していると述べ、「シンクタンク外交」を通じて政策担当者はお互いの考えを深く理解し、両国政府間の実質的な関係を深化させることができる。このようなことから、総合外交の理念のもと、外交部外交及び国際事務学院をシンクタンク化するほか、民間シンクタンク同士の交流を深め、台湾の第二外交路線を切り開くよう奨励しました。
林・外交部長は、自身が2000年に友人と共に財団法人「台湾シンクタンク」を共同設立したのは「ヘリテージ財団」の影響であり、アメリカ留学中に、50年前に「ヘリテージ財団」を設立したフュルナー氏らを紹介する「Ideas and Power」というタイトルの一冊の本を購入したと説明。そして、「台湾シンクタンク」の組織や運営スタイルは「ヘリテージ財団」と似たような発展をたどっている。どちらもシンクタンクが影響力を発揮するためには、政策決定者の参考となるタイムリーで正確な政策提案を提供すると同時に、草の根の力や政治団体に影響力を与えなければならないと考えているとしました。
林・部長はまた、双方は最近、台湾の海底ケーブルが中国により切断された疑いがあるグレーゾーン攻撃についても話し合ったことに触れ、フュルナー氏から、台湾は低軌道衛星技術を使うことによって海底ケーブルが切断された際の影響を軽減できると提案されたことを明かしました。
この他、フュルナー氏は、林・部長の「台湾とアメリカ、アメリカと中国の関係は切り離すべき」との意見に率先して賛同の意を示し、台湾、アメリカ、中国の関係は冷戦時の三角関係的な考え方から開放され、それぞれに発展すべきである。こうすれば、台湾とアメリカの関係は米中関係の枠組みに縛られる必要はないと述べたということです。
(編集:中野理絵/許芳瑋/本村大資)