頼清徳・総統は21日午後、日本の安倍晋三元首相の夫人である安倍昭恵氏の表敬訪問を受けました。
頼・総統は、安倍元首相が提唱した「自由で開かれたインド太平洋」構想が国際情勢と台湾の安全保障に深い影響を与えたことに感謝の意を表するとともに、日本の石破茂首相が日米首脳会談後に台湾海峡の平和と安定の重要性を再確認し、台湾の国際機関への参加を支持したことについても謝意を述べ、安倍元首相の理念がさらに実現されつつあると評価しました。
昭恵夫人は、このほど台北市で開かれた国際安全保障に関する会議「ハリファックス国際安全保障フォーラム(HFX Taipei)」に出席するため台湾を訪れており、午前中の基調講演の後、総統府を訪れました。頼・総統は、昭恵夫人がフォーラム出席のため台湾を訪れ、国際的な安全保障や民主主義の発展について意見を提供し、台湾への強い支持を示したことに感謝の意を表しました。
頼・総統は、安倍元首相が提唱した「自由で開かれたインド太平洋」構想は、今や世界の民主主義国家に共通する戦略目標となっている。国際情勢や台湾の安全保障に深い影響を与えていると述べたほか、石破首相がこの理念をさらに具体化したことに感謝の意を示しました。
頼・総統は、石破首相がこのほど、アメリカのトランプ大統領との首脳会談後、台湾海峡の平和と安定の重要性を再確認し、武力や脅迫による一方的な現状変更に反対する立場を取ったこと、また台湾の国際機関への参加を支持する姿勢を示したことに感謝している。安倍元首相の理念が石破首相によってさらに一歩実現されたと述べました。
頼・総統はまた、安倍元首相が台湾に寄せた友情に感謝するとともに、昭恵夫人がその理念を受け継ぎ、地域の平和と繁栄に向けて温かくも確固たる力で、さまざまな公の場で台湾海峡の平和の重要性を訴えてきたことに言及。昨年12月、トランプ大統領夫妻の招待を受けて訪米した際にも、台湾海峡問題について台湾のために発言してくれたことは深い感動を覚えたと語りました。
頼・総統は、権威主義国家の拡張が続く中、台湾は日本、アメリカ、EUなど理念の近い国々と引き続き緊密に協力し、世界および地域の平和と繁栄のために貢献していくと強調しました。
昭恵夫人は挨拶のなかで、安倍元首相が亡くなった際に、当時副総統だった頼・総統が弔問に訪れたことについて触れ、その深い友情と温かい心遣いを一生忘れることはないと語りました。
また、台湾と日本の関係が緊密で素晴らしいものであることを改めて実感しており、安倍元首相の遺志を受け継ぎ、日台関係をさらに発展させるために全力を尽くすと述べました。
(編集:岩口敬子/中野理絵/本村大資)