世界の民主主義国家が安全保障の議題と戦略上における連携強化を討論する「ハリファックス国際安全保障フォーラム」が21日午前、台北市で開催され、日本の安倍晋三元首相の夫人である安倍昭恵氏が出席し、講演を行いました。
昭恵夫人は講演で、パンデミック後の世界は大きな変化が起きており、ミャンマー、アフガニスタン、ウクライナの情勢は大きく変化し、各地で災害が頻発していると指摘。次々と押し寄せる課題に対応するためには、「スーパーヒーロー」に頼るのではなく、政治、経済、文化、社会、地域のコミュニティなど、あらゆる分野で一人ひとりがそれぞれの役割を果たし、力を発揮することが重要だと述べました。
昭恵夫人はまた、台湾は安倍元首相にとって特別な存在であったとし、今回のハリファックス国際安全保障フォーラムへの参加を通じて貢献したいと思いを語ったほか、アメリカのトランプ大統領について次のように述べました。
昭恵夫人は、トランプ氏の言動は挑発的に受け取られることもあるが、本質的には平和を愛し、温かい心を持っている。彼がどのような変化をもたらすことができるか、世界はそれにどのように反応するのか、私は前向きな視点でみていると述べました。
講演では、安倍元首相がかつて「台湾有事は日本有事」と発言し、台湾を深く愛し、誰よりもインド太平洋地域の平和と安定を願っていたと述べた際に涙ぐみ声を詰まらせる場面もありました。昭恵夫人は「ハリファックス国際安全保障フォーラム」が初めて台湾で開催されることに特別な意義があるとし、参加した学者や専門家たちが安倍元首相の地域の平和の安定への願いを感じ取ってくれることを期待すると語りました。
(編集:岩口敬子/中野理絵/本村大資)