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文化部と外交部のトップが初の会議、「文化外交」が総合外交の重点になると確認

  • 11 February, 2025
  • 駒田英
文化部と外交部のトップが初の会議、「文化外交」が総合外交の重点になると確認
文化部の李遠・部長(右)は11日、外交部の林佳龍・部長(左)と、両省庁では初となる「W部長協議」を開催、「文化外交」推進に関する各種の可能性について合同で検討、協議を行った。(写真:文化部提供、CNA))

文化部(日本の文科省に類似)の李遠・部長は11日、外交部(外務省)の林佳龍・部長と、両省庁では初となる「W部長協議」を開催し、「文化外交」推進に関する各種の可能性について合同で検討、協議を行いました。李・文化部長は、文化部と外交部によるメディア宣伝費用が立法院により削除されてしまったことは、「国際社会で台湾が声を発することができなくなった事に等しい」と強調しました。文化部は、外交部との協力により、引き続き「文化外交」を、台湾を世界にアピールする為の名刺代わりにしていきたい、と希望しています。

李・文化部長は、昨年のパリ五輪期間中に開催された文化プログラム「文化オリンピアード」の際、現在、外交部政務次長をつとめる駐フランス台北代表処(台湾のフランス駐在大使館に相当)の呉志中・代表から大きなサポートを受け、「文化外交」成功の先鞭をつけた、と説明しました。そして、文化部では今年も、大阪・関西万博での文化プログラムの開催、ヨーロッパの各アートフェスティバルへの参加など、活動を続けていくと述べ、外交部とより緊密に提携することを期待しました。

一方、林・外交部長は、これまで行政院新聞局長や交通部長をつとめてきたが、業務は常に文化と関わりがあったと述べました。そして、外交部の部長に就任後、「文化と外交は互いに補い合うことができる」と確信したとして、頼清徳・総統が強調する「価値外交」及び台湾を「経済の太陽が沈まない国」にするというビジョンのもと、「文化は価値外交における最も重要な事務となる」との見方を示しました。そして、国立台湾交響楽団の劉玄詠・団長をオーストリアにおける大使に相当する駐オーストリア代表に任命したケースを例に挙げ、劉・代表は「音楽大使」として積極的に外交事務を行っている上、先ごろ、オーストリアの大手メディアへ寄稿した文章は全文掲載されたと紹介、この事は、文化が共通言語であることを、より一層、明確に証明することになった、と強調しました。

協議の中で、李遠・文化部長と林佳龍・外交部長は、「ヨーロッパ台湾文化イヤー」と「大阪カルチャー万博」など、「文化外交」の二つの大きな方向性について討論を行いました。外交部が主導する「ヨーロッパ台湾文化イヤー」は、今年、チェコから招待された国立故宮博物院の「故宮文物百選とそのストーリー」の展示がメインとなり、そこに、文化部がヨーロッパで参加するフランスのアヴィニョン演劇祭、スコットランドのエディンバラ・フェスティバル・フリンジなど各アートフェスティバルや、ヨーロッパに駐在する代表処による「スポットライト台湾プロジェクト」などと組み合わせる形で行われるといい、各イベント、そしてPRにより、ヨーロッパ各国と台湾の交流深化を図ります。

一方、「大阪カルチャー万博」は文化部が主導し、大阪・関西万博開催期間の7月から8月にかけ、万博メイン会場の近くで、子供たちの未来、映画、文学、絵本、文化テクノロジーなどのテーマにより台湾の各種の文化や芸術を全面的にPRします。文化部ではこのほか、近年、東京で開催し、日本の人たちから大きな反響を生んでいる中華文化総会主催のカルチャーフェスティバル「TAIWAN PLUS」を初めて大阪で開催します。また、外交部も、大阪・関西万博開催期間、「台湾を探せ」と題した、SNSを使った全世界規模のイベント開催を計画しているということです。

(編集:駒田英/岩口敬子/本村大資)

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