頼清徳‧総統は10日、行政院(内閣)、立法院(国会)、司法院、考試院、監察院の五院の院長を総統府に召集し、国政に関する協議を行いました。
総統府の潘孟安‧秘書長は会談後、三つの共通目標を発表しました。その三つの目標とは、第一に、「五院は、より緊密なコミュニケーションのプラットフォーム及び協力の為のメカニズムを構築すること」、第二に、「『政党は競争しても、国家を犠牲にしてはならない』として、国防と外交を最重要課題とすること」。そして、第三に、「『与野党は競争しても、国民を犠牲にしてはならない』として、経済と民生を優先すること」の三つです。
一方、最大野党、国民党籍の韓国瑜・立法院長は、頼・総統が各方面へ向け、大掛かりなリコール運動を取りやめるよう呼びかけて欲しいと希望しました。また、予算案については今週末にも行政院へ送ることを承認し、行政院は今後、再審議を求めないよう訴えました。
国民党の朱立倫・主席は11日、離島、澎湖の澎湖県党部での年始の互礼会の挨拶の中で、頼・総統が「五院」院長を召集し、国政に関する協議を行った事は良いことだとした上で、台湾の為になることで、皆が和を大切し、仲良くできるのであれば、なんでも支持するが、「言行不一致は好ましくない。必ず誠心誠意をもって問題を解説しなければならない」と強調しました。国民党の朱・主席はそして「問題解決のプロセスにおいて、仮に与党・民進党が、今後もリコール運動を続けるというならば、どうして和が生まれよう。無理な話だ。よって、皆は共に智慧をもって対立を解消しなければならない。皆が共に努力をし、リコール運動を取りやめよう」と訴えました。
朱・主席はまた、国民党は一貫して国家の建設、国防の予算、国民の福祉を支持しており、それゆえ、財政収支区分法の法改正を推進したが、行政院は権力と責任を一つにしなければならないと求めてきた、と述べ、「この点について行政院は自ら地方自治体と、いかに権力と責任を分担させるか、いくら予算を手にするか、いかにして責任を負うのかについて、折衝しなければならない」と求めました。
朱・主席はさらに、今年の総予算は、昨年よりも、800億台湾元(日本円約3700億円)近く多いと指摘、最多の予算がある今はまずしっかりと仕事をこなし、将来仮に予算が足りなければ、追加予算を提案することで処理できる、と述べました。
(編集:駒田英/岩口敬子/本村大資)