米現地時間29日午後9時ごろ、首都ワシントン近郊のレーガン・ナショナル空港で発生した、アメリカン航空のグループ会社PSA航空の旅客機と米軍のヘリコプター「UH-60(ブラックホーク)」が空中で衝突し、近くのポトマック川に墜落した事故について、アメリカメディアは30日、航空管制官が人手不足であったと伝えました。
アメリカの大手日刊紙であるニューヨーク・タイムズ(The New York Times)は、アメリカ連邦航空局(FAA)による暫定版の内部報告書を引用する形で、事故当時の航空管制官の人員は「同時間帯と交通量における基準を満たしていなかった」と伝えました。報告によりますと、「水曜日(29日)夜、空港付近でヘリコプターを担当する管制官が、同時に滑走路を離着陸する飛行機への指示も行っていた。こうした業務は通常は1人ではなく、2人の管制官で行う」と指摘しています。
また、フランスのAFP通信は、アメリカの国家運輸安全委員会(NTSB)のメンバー、トッド・インマン(Todd Inman)氏は、調査終了前、NTSBは、事故の原因あるいは、いかなる憶測も行わない、と述べたと報じました。
旅客機は、アメリカ中西部・カンザス州ウィチタ発ワシントン行きのPSA航空5342便、機材はボンバルディア CRJ-700型機で、レーガン・ナショナル空港へ着陸する前に、飛行訓練を行っていた米軍のヘリコプター「UH-60(ブラックホーク)」と衝突しました。
(編集:駒田英/中野理絵)