アメリカのドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が、コンピューターチップや、半導体などの製品に対する関税を引き上げる予定だと述べており、また、チップ製造は全て台湾に奪われたと名指ししています。この件について、行政院(内閣)の卓栄泰・院長(首相)は29日、経済部などの省庁が情勢を注意深く観察している。政府も業界に対し援助を打ち出すかどうか検討しているところであると述べました。卓・院長はまた、台湾の産業サプライチェーンの優位性は無視できないものであり、政府は今後もそれを維持し続けると強調しました。
トランプ大統領は、アメリカに輸入される、鉄鋼、アルミ、銅、およびコンピューターチップ、半導体、薬品などの製品に包括的な関税を課す予定であると発表しています。そして、「98%のチップビジネスは台湾に奪われた」と名指ししています。アメリカ政府がチップに対して関税を課す方針であることに対し、卓・行政院長は29日、北部・台北市内湖の洲子福德廟を参拝した際のインタビューで、国内外の情勢は急速に変化しており、政府は産業・科学技術の主導的地位を維持するために対外的な連携を図っていくと述べました。なお、対内的には与野党、そして全ての業界が団結する必要があるとし、箸は1本だと容易に折れるが、1束にまとまれば容易には折れないと形容しました。
卓・院長はまた、これは台湾にとって良いチャンスであり、政府はこのチャンスの中に発展を生み出す必要があるとし、「この数日の動向については、経済部や関連する省庁が既に注意深く観察をしているところだ。一両日中に、我々も産業界に対する更なる協力計画や将来の支援計画を立てる必要があるかどうかについて緊急に検討する予定である。台湾の世界の産業サプライチェーンの優位性は無視することはできず、政府は今後もそれを維持し続けるので、皆さんには安心してほしい」と述べました。
卓・行政院長は、元日早朝、「近隣」である台北市内湖にある洲子福德廟を参拝し、新年を祝い、台湾の人々の健康と平安を祈りました。そして、瑞光路と洲子街には多くのハイテク企業のオフィスがある。これは、全国でも「金の含有量」が最も高いと言え、(このエリアは)台湾の経済発展を生み出してきたと語りました。
卓・院長は、台湾の昨年の経済成長率は4.3%に達した。これは過去数年で2番目に高い数字であり、台湾全体で作り上げた好成績であると語り、政府は昨年から国内外の情勢を緊密に注視しており、今後も台湾は世界の産業サプライチェーンにおける主導的役割を維持し、全力で各国との協力を推進していくと述べました。
(編集:中野理絵/許芳瑋/本村大資)