立法院(国会)の韓国瑜・院長(国会議長)率いる超党派の立法委員(国会議員)がアメリカ現地時間の21日、アメリカ連邦議会を訪問しました。韓・立法院長は、先ごろアメリカ下院が二重課税防止に関する法案を可決したことに感謝をするとともに、上院でもできるだけ早く法案が可決することを期待するとし、台湾とアメリカは今後もあらゆるレベルでの深い交流が行われることを希望すると述べました。
韓・立法院長らは今回、20日のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領就任を祝う為にアメリカを訪問しています。
台湾の在アメリカ大使館に相当する「駐美國台北經濟文化代表處(駐米台北経済文化代表処)」は21日、アメリカ議会訪問をセッティング。正午頃に18名の台湾に友好的な下院議員らと会食をしたほか、複数の上下院議員のオフィスを訪れました。韓・院長によりますと、会食の際には、国防、台湾への武器販売、安全保障などについて議論をしたということです。
韓・院長は、今回の超党派議員によるアメリカ議会訪問は、2300万人の台湾人の友好のメッセージを伝えるためであり、今後も台湾とアメリカの間のあらゆるレベルでの深い交流を期待していると述べました。
また韓・院長は夜にはアメリカのワシントンD.C.にある、中華民国の国有財産「ツインオークス(Twin Oaks)」で、議会訪問の成果説明を行いました。
アメリカ連邦議会下院で先ごろ台湾とアメリカ間の二重課税を防止する法案が通過したことについて、韓・院長は、これは台湾とアメリカの双方にとって有益であり台湾のビジネス界は特に二重課税を回避する必要があると指摘。下院議員全員に感謝の意を伝えるとともに、上院議員にも支持を期待する旨を「非常に強く表明した」と説明しました。
会食に参加した民主党籍のドン・ベイヤー(Don Beyer)下院議員は、台湾とアメリカの人々のパートナーシップ、友好関係、そして重要な同盟関係を強化することが台湾訪問団が伝える主なメッセージであり、彼らがアメリカ連邦議会議員と会談するために自らやってきたことは「励みになる」ことだと語りました。
この他、共和党籍のキース・セルフ(Keith Self)下院議員も、この会議の目的はアメリカと台湾がインド太平洋地域の安全保障問題において常に共にあることを改めて強調するものである。アメリカは台湾が既に購入した武器の引き渡しを加速する必要があり、「私たちはこの件に関する仕事をできるだけ早く完了させる必要がある」と述べました。
なお、「ツインオークス(Twin Oaks)」で行われた夕食会ではシンクタンクの学者や台湾出身者の代表らも招待されました。
アメリカのシンクタンク「ジャーマン・マーシャル財団(The German Marshall Fund)」インド太平洋プログラムのボニー・グレイザー(Bonnie Glaser)・マネージング・ディレクターはインタビューで、トランプ大統領は、アメリカが戦争に巻き込まれることを望んでおらず、台湾は自衛能力を強化すべきであると考えていると指摘。また同時に中国の習近平・国家主席は、台湾に対し武力を使用しないよう警告しました。
なお今回の訪問団のメンバーは、韓国瑜・立法院長の他、与党・民進党立法委員の王定宇氏、陳冠廷氏、郭昱晴氏、最大野党・国民党立法委員の葛如鈞氏、李彦秀氏、柯志恩氏、第三政党・台湾民衆党立法委員の陳昭姿氏の合計8名です。
(編集:中野理絵/許芳瑋/本村大資)