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外交部:台湾とリトアニアの実質的協力関係の深化を確信

  • 15 January, 2025
  • 中野理繪
外交部:台湾とリトアニアの実質的協力関係の深化を確信
外交部の陳立国・次長は、台湾とリトアニアの実質的協力関係について、今後も深化すると確信していると語った。(写真:Rti)

リトアニアのガブリエリュス‧ランズベルギス(Gabrielius Landsbergis)前外務大臣が台湾の政府の招きにより12日から16日までの日程で台湾を訪問しています。15日午前には台湾のシンクタンク「遠景(えんけい)基金会」が主催する講演会で基調講演を行いました。

外交部(外務省)の陳立国・次長(副大臣)は挨拶の際、ランズベルギス氏の台湾とリトアニアの関係強化への貢献を高く評価し、引き続き台湾への支持を期待していると述べました。また今後の台湾とリトアニアの関係についても、双方は共通の価値観に基づき、協力関係の増進や民主の強靭性の強化を深めていくと確信していると語りました。

ランズベルギス氏の基調講演のテーマは、「リトアニアと台湾の関係の展望およびロシア・ウクライナの戦争の教訓」で、陳・次長は、ロシアによるウクライナ侵攻は、中国と北朝鮮の支持を得ている。権威主義が継続的に結束し、ルールに基づく国際秩序を破壊している。そして中国による台湾に対する軍事的脅威や台湾海峡の現状を変えようとする企ては、拡張主義的野心を更に浮き彫りにしている。権威主義は認知作戦やグレーゾーンの行動で浸透し、自由と民主主義を継続的に傷つけ、ヨーロッパやインド太平洋地域の安全保障を危険にさらしていると指摘しました。

陳・次長は、台湾とリトアニアは核心的な理念と価値観を共有しており、いかなる状況下においても、お互いの支援への影響は受けない。例えば、コロナ禍においてリトアニアは台湾へワクチンを惜しみなく寄付し、外部からの圧力に直面しても台湾との関係を堅持し続けてくれたと語り、「ランズベルギス氏は重要な役割を果たしてくれた。外務大臣としての任期中の貢献に深く感謝している。そして、双方の実質的な協力が今後も前進し続けていくものと確信している」と述べました。

陳・次長はまた、林佳龍・外交部長(外相)が打ち出した「総合外交」政策について説明、台湾とリトアニアは理念の近いパートナーであると強調し、将来、AI(人工知能)、半導体、無人機などの分野における交流や協力を確実に強化し続け、互いに互恵共栄と民主の強靭性を増進していくとし、台湾もリトアニアを含む民主主義国家と緊密に協力し、自由と人権、そして法の支配を共に守っていくと語りました。

なお、ランズベルギス氏は基調講演の中で、もしロシアがウクライナに勝利したらその影響は非常にマイナスとなるだろう。それはヨーロッパの安全保障に影響を及ぼすだけでなく、インド太平洋地域における中国の戦略的意図をより大胆なものにし、台湾海峡両岸関係と台湾にも衝撃を与えると述べました。

また、国際秩序は冷戦後前代未聞の課題に遭遇しており、民主主義の同盟は一致団結して権威主義に対抗しなければならない。もしロシアがウクライナに勝利し、ウクライナが交渉で譲歩を強いられたら、民主主義陣営は全てを失うことになる。ロシアや中国、イランなどの権威主義政権を台頭させないためにも民主主義陣営はロシアの勝利を阻止しなければならないとの見方を示しました。

ランズベルギス氏は、「これは、中国にインド太平洋地域の戦略計画をより大胆にさせる。これは私が観察した、ロシア・ウクライナ戦争の展開が台湾に与える影響だ。もしロシアが目標を達成したら北京のタカ派が大いに刺激される。ウクライナへの支持は、中国の台湾に対する挑発的な行動を抑制し、ウクライナの経験を共有することで台湾の国防力を強化することにもつながる」と語りました。

ランズベルギス氏はまた、中国の近年のグレーゾーン地帯での台湾に対する嫌がらせ行為は、ロシアの手法と似ており、軍用機や軍艦を使って台湾周辺を周回するなどの挑発的な行動をとっている。中国は当時のロシアがウクライナに対して行った侵攻の手段を反映していると指摘。

民主主義国家は団結した情報を伝達し、共に立ち上がり、民主主義の価値を守る必要がある。たとえ小さな国であっても団結し、世界の民主主義陣営の価値を守らなければならないと述べました。

(編集:中野理絵/許芳瑋/本村大資)

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