台湾北部・基隆港外の海底に敷設されている、台湾の大手通信業社である中華電信の国際海底通信ケーブルが3日午前、香港で登録されているカメルーン船籍の貨物船が錨を引きずったことで損傷した疑いが持たれています。中華電信は直ちに他の海底ケーブルによるバックアップ体制を稼働させたため、関連サービスへの影響は出ていませんが、当該船舶会社の唯一、登録されている責任者が中国籍であることから、単純な事故ではなく、中国による台湾への「グレーゾーン」作戦の強化に伴う行動である可能性が指摘されています。
これについて、デジタル発展部(デジタル省)は6日夜、「国家通訊及網際安全中心(国家コミュニケーション及びサイバーセキュリティセンター、National Communications and Cyber Security Center, NCCSC)」が中華電信からの報告を受けており、旧正月明けの2月3日には今回の事故で損傷した国際海底通信ケーブルの修復が完了する見込みだと発表したほか、中華電信は既に海洋委員会海巡署にも通報しており、デジタル発展部は各機関と協力して法執行を強化し、国際海底通信ケーブルという重要インフラの継続的な運用を確保すると述べています。
(編集:許芳瑋/本村大資)