政治団体「福和会」(FRA Taiwan)は6日、「邁向永久和平,美台的共同使命(永久平和に向けた、米台共通の使命)」というフォーラムを開催し、アメリカのマイク‧ポンペオ(Mike Pompeo)前国務長官を台湾に招き、基調講演を行いました。台湾海峡情勢について、ポンペオ氏は、アメリカのトランプ(Donald J. Trump)次期大統領が一期目の任期中に敵に対する「抑止モデル」(model for deterrence)を開発したことを明かし、このモデルは効果的であり、台湾がその重要な要素であると述べました。また、ポンペオ氏は「疑米論」というものに反論し、アメリカの台湾への約束は共有する価値観に基づいており、決して揺らぐことはないと強調しました。
ポンペオ氏は講演で、まず台湾人が時として抱く疑問について触れ、台湾海峡で有事が起きた際にアメリカは果たしてそこにいるのかという問題を取り上げました。ポンペオ氏は、政治的な対応に加えて、より重要なのは道義的な側面であり、これは台湾とアメリカが共有する価値観に基づくものだと述べました。
ポンペオ氏はトランプ政権の一期目で国務長官を務めており、この間もうすぐ就任する「元上司」と働いていた時にすでに「抑止モデル」を開発していたことを明かしました。ポンペオ氏は、「台湾とアメリカ国民が持つルールと価値観を破壊しようとする敵に対して、我々は極めて効果的だと考える抑止モデルを開発した。トランプ大統領とそのチームは、このモデルの構築を単独で行うのではなく、台湾と共有していく。台湾の皆さんは、このモデルが効果を発揮する上での重要な鍵となる」と説明しました。
ポンペオ氏は、インド太平洋地域の自由な国々は中国に対して明確なメッセージを伝える必要があると強調し、それは「台湾は自由で独立しており、そしてそれは維持され、変わることはない」というものだと述べました。アメリカは日本やオーストラリアなど、インド太平洋地域で価値観を共有する多くの同盟国と共に抑止力を実現していくとし、その過程で議論や異なる意見があるかもしれないが、アメリカに対して疑念を抱く必要はないと述べました。
ポンペオ氏はまた、「トランプ大統領はこのことをよく理解している。トランプ氏と4年間一緒に働き、1年半は情報で、2年半は外交で仕事をしてきた。アメリカがこれを成し遂げる決意を持っていると、皆さんには十分な理由を持って信じていただけると思う。アメリカの約束が揺らぐことなど、私には想像もできない。ただし、異なる主張や一連のプロセスがあるからといって、この共通の約束が存在しないと考えるのは間違いだ。そのように考えるのは愚かであり、それこそが習近平が皆さんに信じさせたいことなのだ。習近平は台湾の人々に、皆さんが孤立していると信じさせたい。習近平は台湾の人々に、共有する価値観が実在しないと信じさせたい。これは間違いだ。我々が正しく、習氏が間違っている」と話しています。
ポンペオ氏はさらに、台湾の民主主義や科学技術などの成果を高く評価し、「戦略的曖昧さ」に賛成しない立場を改めて表明しました。これは誤りであり、終わらせるべき方針だとして、各界はそれを認めるべきだと述べました。さらに、トランプ氏も世界の現状と事実を受け入れるだろうとし、アメリカと同盟国がこの自由な世界を継続的にリードしていくと述べました。
(編集:許芳瑋/本村大資)