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選挙罷免法改正案表決などめぐり、議場内で与野党が激しく衝突

  • 20 December, 2024
  • 駒田英
選挙罷免法改正案表決などめぐり、議場内で与野党が激しく衝突
20日午前、複数の国民党立法委員が、前日深夜、民進党の立法委員が築いたバリケードを突破し議場に流れ込むと、両党の立法委員は激しく衝突した。(写真:CNA)

公職人員選挙罷免法など3つの法律の改正を巡り、立法院(国会)で与野党が激しく対立しています。

立法院では20日、公職人員選挙罷免法についてはリコール成立要件の厳格化を、憲法訴訟法については違憲審査における表決ハードルの引き上げを、そして財政収支区分法については政府に財源の分配を求めるという各改正案についての審議が行われる予定となっていました。しかし、与党・民進党はこれに反発、最大野党ながら議会では第一党の国民党による強行採決を防ぐため、民進党立法院党団は19日夜、窓を破って議場内に侵入し議長席を占拠、椅子を積み上げ、議場の門の前にバリケードを築きました。

20日午前、立法委員が登院すると、国民党の立法委員は、議場内に秘書がいることに不満を示し、すぐ立ち退くように求めました。そして、議場のドアの鍵穴に接着剤が流しこまれ、さらにバイク用のチェーンロックで施錠されていると指摘、「民進党は戒厳を始めるつもりか」と疑問を呈しました。

一方、議長席を占拠した民進党立法院党団は意見を主張、民進党党団の呉思瑤・幹事長は、国民党は法改正を強制的に推し進めており、人々からリコールの権利を取り上げ、憲法法廷を麻痺させ、手段を選ばず票の取り込みを行っていると批判、台湾の民主主義に回復不能な影響を与えると訴え、実質的な話し合いに入っていない法案については、強行採決は行われるべきではない、と訴えました。呉・幹事長はさらに、立法院の韓国瑜・院長(議長)に対し、議事のプロセスを尊重するよう訴え、あくまでも今日の会場は議場であり、国民党党団が急遽、会議場を変更することに合意しないよう呼びかけました。

一方、二階のメディア席に座っていた国民党の陳玉珍・立法委員は、呉思瑤・幹事長の発言中に、「民進党の言う民主とは窓を叩き割ることか」と批判したことで、二人は舌戦を繰り広げました。

その後、国民党党団は会議を召集、議事の攻防について話し合いを行い、およそ1時間後、議場へ向かい、右側の出入り口を突破、複数の国民党立法委員が議場に流れ込むと、両党の立法委員はもみ合いとなりました。そして午前10時30分ごろ、全ての民進党の立法委員が議長席から引きずり降ろされ、今度は、複数の国民党の立法委員が議長席を占拠しました。

立法院では本来、午前9時から国是会議を召集、10時から報告に移る予定でしたが、与野党の攻防により時間通りに開始されませんでした。伝えられている情報によりますと、民進党党団はその後も、韓国瑜・立法院長と協議を行った一方、国民党党団は同党の立法委員と今後の対策について打ち合わせを行ったということです。その後、正午近くになり、ようやく韓国瑜・立法院長が議長台に立ち、開会が宣言されました。

(編集:駒田英/中野理絵/本村大資)

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