台北市主催の第15回「台北・上海都市フォーラム」が17日に北部・台北市で始まりました。これは台北市の蒋万安・市長就任後台北で開催される初の対面式の「台北・上海都市フォーラム」です。中国の上海市の華源・副市長は代表団を率いて出席。
最近、中国軍機が台湾に対する嫌がらせを続けていることから、与党・民進党は、台北市の蒋万安・市長は「中国軍機が台湾への嫌がらせを続けるなら、『台北・上海都市フォーラム』の開催を停止する」という約束を守らないとして、蒋・台北市長を批判しました。
それに対して、蒋・台北市長は、「台北・上海都市フォーラム」の意義は、都市間の見学と交流にあるだけではなく、「台北と上海がうまくいけば、両岸もうまくいく」と述べ、平和は貴いもの、衝突は愚かなもの、平和への道に紆余曲折があるが、我々は重責を担い、前進しなければならないと重ねて強調しました。
蒋・台北市長はまた、自分は台北市民によって選出された台北市長で台湾海峡両岸の平和、緊張、発展に対して期待を伝える必要があると説明し、中国側に対して、両岸が「対話を多めにし、対峙を少なめにし」、「漁船の漁火で夕日を輝かせ、軍艦と軍機の嫌がらせと騒音を抑える」よう促すとともに、時代の運命は個人の運命を影響する可能性があると思われるが、私個人は、二つの都市が全力で頑張れば、時代の運命を変える可能性があると信じていると述べました。
一方、台湾の対中国大陸窓口機関、海峡交流基金会の羅文嘉・秘書長が、蒋万安・市長に対してフォーラムを機に、中国で逮捕された台湾の宗教、一貫道の信者のことに触れるよう提案したことについて、蒋・台北市長は、中央と地方の分権がはっきりしている。中央ができないことは、台北市が人道的な立場に立ち、市民と国民の安全を確保するため、適切なルートを通じて支援する用意があると述べました。
上海市の華源・副市長はあいさつの中で、「両岸の同胞はみな家族」だと強調、上海市の市民の台湾への団体旅行の推進に積極的に取り組み、その中には必ず台北市が含まれると約束したことについて、蒋・市長は、台北市及び台湾各地の観光業と消費に有益な政策なら大歓迎だと答えました。
なお、台湾の独立を主張する団体は、会場の外で抗議活動を行い、これは対等な交流ではないと批判、中国の「統一戦線」を拒否する姿勢を示しました。これに対して蒋・台北市長はいかなる抗議活動も、台湾は多元的で、民主的で、包容力のある社会を示しているとし、いかなる意見の表明も尊重する姿勢を示しました。
(編集:王淑卿/岩口敬子/本村大資)