半導体受託生産世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の創業者、張忠謀(モリス・チャン)氏が26年を経て自伝の下巻を出版し、9日に新刊発表会を開催した。会場に集まった来賓は「国家の富に匹敵する」ほどの資産家揃いで、平均資産額は100億台湾元(日本円で約458億円)を超えている。蔡英文‧前総統も出席して挨拶し、張忠謀氏の台湾半導体産業への貢献に感謝の意を表すとともに、二人は抱擁を交わした。
張忠謀氏は競合他社についても言及し、韓国最大の電機メーカー、サムスン電子の課題は技術面にあると指摘。一方、アメリカの大手半導体メーカー、インテルについては、パット‧ゲルシンガー氏を最高経営責任者(CEO)に起用したことで会社の戦略が大きく影響を受けることとなり、人材起用の面で問題があったと述べた。
(編集:許芳瑋/本村大資)