賴清德・総統は現地時間5日正午にアメリカ・グアムで行われた現地在住の台湾出身者との宴会に出席し、トランジットにおけるアメリカの協力に感謝するとともに、「今回のトランジットは、台湾とアメリカの深い絆を象徴するものであり、双方の関係は今後ますます良好になると確信している」と強調しました。賴・総統はまた、台湾が世界をリードする半導体、自作潜水艦、そして台湾チームが最近さまざまな国際大会で優勝していることについても触れ、互いの団結が困難を克服する鍵であることを強調しました。
「繁栄南島 智慧永續((オーストロネシア地域の繁栄のため、スマートでサステナブルな発展を)」をテーマとする海外歴訪中の頼‧総統が出席した、現地時間5日正午に開催された宴会では30卓が用意され、開始一時間前にはすでに熱心な台湾出身者たちが会場入りを待つ長い列を作りました。グアムのゲレロ(Lourdes A. Leon Guerrero)知事のほか、テレース・テラヘ(Therese M. Terlaje)議長、アメリカ・北マリアナ諸島のアーノルド・パラシオス(Arnold I. Palacios)知事、アメリカの対台湾窓口機関、アメリカ在台協会(AIT)のイングリッド・ラーソン(Ingrid Larson)執行理事、また、北マリアナ諸島の上院議員らが出席。また、AITのローラ・ローゼンバーガー(Laura Rosenberger)理事長が現在、産休中ながら自らビデオメッセージを寄せ挨拶を述べました。
頼‧総統は挨拶の中で、「まず第一に、アメリカのハワイとグアムを経由する間、安全で、威厳があり、快適で、便利な支援を提供し、外遊の順調な進行に導いたアメリカ政府に感謝したい」と述べました。
頼‧総統はまた、「今回訪問している太平洋の3カ国と経由地であるアメリカの2カ所は、台湾と共通のオーストロネシア語族文化を持ち、互いに家族のようであるため、行く先々で親近感を覚えた。また両者は自由、民主主義、人権、自由という普遍的な価値を追求しており、共通の理想を共有するパートナーである」と述べ、台湾とアメリカの関係は今後さらに進展していくだろうと期待を示した上で次のように述べました。
頼‧総統は、「グアム知事公邸で両国の国歌を斉唱するのも、グアム議会で友好決議を受けるのも、ハワイ州議会からアメリカ国旗と州旗を受け取るのも、岩のように強固な台湾とアメリカの関係の深さを表している。私は、台湾とアメリカの関係は今後さらに進展し、将来的には両国の民主主義、平和と更なる繁栄を促進すると信じている。台湾が権威主義的独裁政権から今日の民主主義に移行するのは容易なことではなかった。華僑がどこにいようと、台湾の民主主義を引き続き深化させ、守り続け、全体主義(個人よりも、国家など集団全体の利害を優先させる考え)に決して屈しないことを共通して約束する」と述べたほか、台湾は半導体だけでなく、最近では野球の国際大会『WBSCプレミア12』や、野球のリトルリーグ、ビリヤード、フェンシング、綱引きなど世界中での様々な国際大会で10以上の優勝を挙げたことに触れ、「台湾の先進的な半導体製造プロセスが世界をリードし、独自の潜水艦を建造し、野球でプレミア12で優勝するとは誰も信じなかっただろう。しかし、過去数十年にわたる台湾の人々の努力によって、台湾はそれを成し遂げてきた。 したがって、台湾が団結し、協力する限り、台湾はあらゆる困難を克服することができ、また、アメリカや他の民主主義陣営とともに台湾の安全を守り、世界の平和を守り、全世界に利益をもたらすことができると信じている。また、華僑の同胞たちが台湾を信頼し、台湾に関心を持ち続け、支持し続けることを希望する」と表明しました。
頼‧総統は今回の宴会後、グアムでのトランジットを終え、太平洋における国交樹立国歴訪の最後の訪問先であるパラオへ向かう特別便に搭乗しました。
(編集:豊田楓蓮/王淑卿/本村大資)