太平洋の国交樹立国を訪問中の頼清徳・総統が台湾時間3日未明、アメリカハワイへの立ち寄りを終え、太平洋にある国交樹立国、マーシャル諸島に向かいました。頼・総統は3日午前8時5分にマーシャル諸島に到着し、1泊2日の訪問を行っています。マーシャル諸島は就任後、初めて訪問する国交樹立国です。
雨が降っているにもかかわらず、マーシャル諸島のヒルダ・ハイネ(Hilda Heine)大統領が閣僚を率いて空港に出迎え、歓迎の儀式を行いました。マーシャル諸島での滞在時間は24時間足らずのハードスケジュールです。ハイネ大統領はあいさつの中で、マーシャル諸島の文化では、雨水が祝福をもたらすと信じている。頼・総統は雨をもたらしたため、祝福ももたらしたと喜びました。頼・総統はあいさつで、マーシャル諸島は就任後、初となる外遊先だとし、ハイネ大統領と現地に住む台湾出身者が自ら出迎えに来てくれたことに感謝するとともに、自分が雨をもたらしたことを非常に嬉しく思うと述べ、台湾には「水に出会うと、幸運に恵まれる」ということわざがあると説明しました。
頼・総統は空港を離れると、マーシャル諸島のブレンソン・ワセ(Brenson Wase)国会議長を訪問、国会で演説を行い、ワセ議長主催の歓迎パーティーに出席、政府のオフィスビルの建設計画の着工式に参加しました。
頼・総統は演説の中で、まずマーシャル諸島の台湾に対する支持に感謝するとともに、マーシャル諸島に到着すると、両国がオーストロネシア語族の文化、自由、民主主義の共通の価値観を共有していること、各分野で密接に交流し、豊かな成果をあげていることを実感していると感想を述べました。
頼・総統は「食事が最重要だ」ということは、政界に足を踏み入れて以来の核心的な価値であり、政府の最も重要な任務は国民の生活をよくすることだと説明、これまで、台湾の農業技術団はマーシャル諸島で園芸や牧畜などの訓練課程を設け、栄養計画と食農教育を推進している。来年は養豚場などの設置にも協力し、マーシャル諸島の食糧の安全保障にさらに寄与する予定だと明かしました。
頼・総統はまた、マーシャル諸島の首都にあるマジュロ病院のAI(人工知能)と遠隔医療センターの落成式と、政府のオフィスビルの落成式にも触れ、これらの建設は両国の友情の象徴であり、地元民によりいいケアとサービスを提供することができると紹介しました。
頼・総統はその場で、マーシャル諸島に航空機を更新するための借款を提供することを明かし、会場から大きな拍手が沸き起こりました。
頼・総統は、台湾もマーシャル諸島も海洋国家だ。海上輸送の重要性を実感している。マーシャル諸島には航空機の老朽化問題がある。ハイネ大統領ら政府要人の積極的な働きかけにより、台湾はマーシャル諸島に航空機を更新するための借款を提供することになったと発表しました。
頼・総統は、台湾とマーシャル諸島が共に直面している気候変動の問題にも言及、双方がこれからも引き続き交流を行い、経験を共有し、共に気候変動に向き合っていくよう期待を示しました。
頼・総統はさらに、台湾の人々を代表してマーシャル諸島の議会と政府が台湾の国際参与を支持していることに感謝、ハイネ大統領が今年の「太平洋諸島フォーラム」、国連総会、COP29で台湾のために声をあげたことにも謝意を表しました。
頼・総統はマーシャル諸島が再び国連人権委員会のメンバーとして選出されたことにも祝意を表し、双方の協力関係の深化により、国連体系の各種議題でより大きな貢献をすることができると信じていると述べました。
頼・総統は、台湾とマーシャル諸島が心を一つにして共に国家の持続的な発展のために努力するよう期待すると締めくくりました。
その後、頼・総統はハイネ大統領、および閣僚らと会見、マーシャル諸島の首都にあるマジュロ病院の人工知能と遠隔医療センターを参観、マーシャル諸島駐在の台湾の技術団のバザーを視察、夜にはハイネ大統領主催の国家レベルの宴会に出席します。
台湾時間4日午前4時10分、頼・総統はマーシャル諸島での訪問を終え、二つ目の訪問先のツバルに向かいます。
(編集:王淑卿/岩口敬子/本村大資)