賴清德・総統が30日に、中華民国台湾の国交樹立国であるマーシャル諸島、ツバル、パラオの3カ国の歴訪へ出発することに関し、外交部(外務省)の林佳龍・部長(外相)は28日の立法院(国会)での質疑応答に対し、「関連計画については安全性、尊厳、利便性、快適さの4大原則に基づき立てられる。アメリカを経由するかどうかについては、総統府から外部へ説明する」と述べました。
立法院外交委員会の28日の議題は外交部の予算審査でしたが、多くの立法委員(国会議員)が賴・総統の今回の外遊におけるアメリカ経由に注目しました。しかし、林・外交部長は、「総統府が追って外部へ説明する」と答えるにとどまりました。
林・外交部長は、「3カ国の外遊であれアメリカ経由であれ、私たちは常に4大原則を守る。今回の太平洋諸国の訪問の場合、その原則とは安全性、尊厳、利便性、快適であり、順序を少し調整した。最も重要なことは、この地域での交通輸送である。そして全体的な状況には比較的大きな制約がある。私たちは3カ国を同時に訪問するための効率的な計画を立てなければならない。外遊の際、アメリカを経由するかどうかについては今後、総統府から一歩進んだ説明がある」と述べました。
与党・民進党の王定宇・立法委員が「賴・総統は今回の外遊で3つの友好国を訪問する他にアメリカのハワイを経由する可能性があるが、その他に別の訪問の予定はあるか?」と林・外交部長に質問したところ、林・部長は「予定はない」と明確に答えました。
また、中国が頼・総統の外遊を口実に台湾に対する軍事演習を開始する可能性について、林・外交部長は、「その可能性を否定することはできない。しかし、現在の国際情勢には不確定要素がたくさんある。中国共産党がそれを考慮に入れるだろう。外交部は北京当局に対し、台湾の総統の訪問という長年の慣行に対して、度を超えた行動もしくは台湾海峡の平和と安定を破壊する行為をしないよう呼びかけるべきである」と述べました。
(編集:豊田楓蓮/王淑卿/本村大資)