半導体受託生産世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の高雄工場が2ナノメートル製造プロセスを導入する予定としており26日、前倒しで設備搬入を行いました。
与党・民進党の賴瑞隆・立法委員(国会議員)は27日、立法院(国会)経済委員会で、TSMCは台湾南部・高雄市に引き続き第2から第5まで工場建設を計画していると指摘、そして経済部の郭智輝・部長(大臣)にその成功の見通しについて問いました。
これについて郭・経済部長は、高雄工場が前倒しで設備搬入を行った主な理由は、2ナノ市場の強い需要によるものだ。世界の大多数もTSMCだけが2ナノを商用化できることをよくわかっており、TSMCが一日でも早く市場の需要を満たすことを望んでいる。経済部はTSMCの工場建設に関する様々なニーズに答えていく。しかしそのためには、台湾電力が安定した電力供給ができ、産業発展の後ろ盾になれるよう、地方による台湾電力の発電所建設への支持も期待していると述べました。
賴・立法委員はさらに、高雄市は現在、台湾全体で最も供給電力が豊富な地方ではないのかと質問。これに対し台湾電力の王耀庭・総経理は、現在、高雄市には3つの発電所があり、引き続き発電所を建設していくとし、その認識に同意を示しました。
賴瑞隆・立法委員は、高雄市は、電力供給だけでなく、半導体、AI(人工知能)産業の発展の機会も望んでいると強調。これについて郭・経済部長は、これまでにも経済部の歴代部長の努力の下、アメリカの半導体大手NVIDIAやAMDなど、いくつかの国際的なメーカーの工場を高雄に誘致してきた。これも自身が延べている「花若盛開蝴蝶自來(花が咲き誇れば蝶が舞う)」とはこのことであり、環境条件が整ってくれば、メーカーも自然と進出を望むようになる。経済部も地方自治体と全力で協力していくと述べました。
(編集:中野理絵/許芳瑋/本村大資)