労働部労働力発展署台北・基隆・宜蘭・花蓮・金門・馬祖分署のある職員が上司によるパワハラで自殺した事件が台湾で大きな波紋を呼んでいます。労働部はその上司を処罰処分したものの、外部では軽すぎとし、批判の声が上がっています。与野党の立法委員(国会議員)は20日、立法院(国会)公衆衛生環境委員会で労働部長の責任を追究しました。
行政院(内閣)の卓栄泰・院長(首相)は20日午後、自ら記者会見を開き、亡くなった公務員に謝罪するとともに、検察署と調査局にこの案件を調査してもらうことを明らかにしました。卓・行政院長は各部会に対して似たような事件の再発を防ぐため、職場でのハラスメントを全面的に調査し、それを防止するよう指示しました。
労働部の何佩珊・部長が引責辞任を表明しましたが、卓栄泰・行政院長はこの事件の責任所在を追及してから討論するとしています。
なお、頼清徳・総統も20日夜、フェイスブックに投稿し、自殺した労働部の公務員の遺族、およびその影響を受けた公務員に謝罪するとともに、これまで当たり前と思われる職場文化の改革に努め、職場におけるあらゆるハラスメントを撲滅する決意を示しました。
(編集:王淑卿/本村大資)