香港の45人の民主活動家が香港立法会民主派陣営の予備選挙に参加したことから、香港政府が「香港国家安全維持法」の「国家政権転覆罪」にあたるとして逮捕・起訴された事件で、香港高等法院(高裁)は19日、45人の被告に対し判決を言い渡しました。このうち首謀者とされる香港大学の戴耀廷・元法律学院副教授(准教授)には懲役10年の判決の量刑が下されました。
中華亞太菁英交流協會(アジア太平洋地域エリート交流会)は20日、座談会を行い、民主活動家に声援を送りました。
香港の芸術家・黃國才(Kacey Wong)氏は会の中で、一国二制度は50年変わらないというのは全て嘘だった。香港政府の法律は法律のふりをした政治的弾圧である。実際は全ての民主主義や自由の思想を消し去り、独裁への道を切り開くためのものである。中国は常に台湾の独立と香港の独立を排除したいと言っているがこれも嘘であると指摘。「何が本当か?『中国の独裁』これが本当だ。中国の独裁的全体主義統治、これが全ての真実だ。47人の判決は民主主義と自由の世界に対する判決である。『中国の独裁』は、本来の良好な民主制度を破壊し、民主的で自由を支持する全ての人を有罪に変えてしまう。台湾は、香港の民主主義の崩壊の経験から学び、民主制度を内側から破壊する敵を防ぐ必要がある」と述べました。
台湾の経済民主連合シンクタンクの賴中強・招集人も、この判決は台湾人に対して一つの意義を伝えている。それは一国二制度は真っ赤な嘘であり、ただのでたらめだということだと述べ、立法院(国会)の野党・国民党、台湾民衆党の立法委員(国会議員)たちに、この判決を見て、台湾の民主主義と自由をどのように大切にするべきか、台湾で自由に選挙ができること、政府の予算をボイコットすることができること、国家政権転覆罪で逮捕されたり、刑を宣告されることはないことを大切にしよう。台湾を香港や中国のようにさせてはいけないと呼びかけました。
また、台湾の民間団体は、重要なタイミングで立ち上がり声を上げ、香港の人権を支持するとともに、国際社会に中国と香港に更なる制裁と非難を与えようと呼びかけました。
(編集:中野理絵/許芳瑋/本村大資)