頼清徳・総統は15日、デンマークのベテラン議員で元議長のピア・クラスゴー議員率いる「デンマーク国会議員訪問団」による表敬訪問を受けました。
頼・総統は挨拶の際、クラスゴー氏は1987年の戒厳令解除以降、8回台湾を訪れたことがあり、台湾の成長と進歩の目撃者であると話し、訪問団を率いて9回目の来訪となるクラスゴー氏を古くからの友人として歓迎するとともに、長きに渡り、デンマーク国会で台湾のために発言し、より多くの国際的な友人たちが台湾を支持するようになったことに感謝しました。
また、現在の国際情勢は37年前にクラスゴー氏が初めて台湾を訪れたときとは既に大きく異なっている。権威主義国家の拡張や浸透がルールに基づく国際秩序を深刻に脅かしており、ヨーロッパとインド太平洋地域の安全と安定は不可分のものとなっている。
5月に「コペンハーゲン民主主義サミット」でのビデオ演説で述べたように、台湾は引き続き地域の平和と安定の維持に尽力し、自由と民主主義、経済と強靭性を強化するのと同時に、互恵的な協力を通じて人々に利益をもたらすことを望んでいると述べました。
頼・総統は、「ヨーロッパとインド太平洋地域の安全と安定は既に不可分のものとなっている。台湾の平和と安定は、ひいては世界の安全と繁栄に関係している。台湾は国際社会の責任ある一員として、地域の平和と安定の維持、民主的な自由の価値を守ることに尽力していく」と述べました。
頼・総統は、デンマーク国会議員の訪台は民主的な台湾への支持を示してくれているだけでなく、台湾とデンマークのつながりをより深いものにしていると改めて感謝の意を表明し、将来、双方がより多くの協力の機会を開拓していくことに期待をしていると述べました。また、デンマークは洋上風力発電の世界的リーダーである。ここ数年、台湾は積極的にグリーンエネルギー産業を発展させており、多くのデンマークの企業が台湾への投資を増やしてくれていることに感謝をしたいと述べました。そして、将来台湾とデンマークが、グリーンエネルギーやネットゼロ転換、そして経済・貿易などの分野での継続的な交流と協力を期待するとともに、民主主義と自由を守り、世界の繁栄と安定のために共に尽力していくと語りました。
クラスゴー氏も挨拶の中で、自身は間違いなく台湾の親友である。デンマークと台湾の交流は非常に重要だと考えている。デンマークはグリーンエネルギーを、台湾はハイテク産業を有し、また共に民主的な価値観を共有しており、お互いに学び合うべきであると述べました。
また、デンマークは台湾が中国による深刻な脅威にさらされていることを理解している。台湾とデンマークは似ているところも多い。アメリカ大統領選後、アメリカが引き続き台湾を支持することを望んでいると述べたほか、デンマークが台湾の信頼できる親友であり続け、同時に台湾に最大限の支援をしていくことを約束。そして、自身10回目の訪台も希望していると述べ、その時には記念会談を行いたいと考えており、きっと素晴らしい機会になると信じていると述べました。
(編集:中野理絵/岩口敬子)