頼清徳・総統が12日、総統府でチェコ共和国の下院である、代議院の親台湾派議員グループの代表、マレク・ベンダ(Marek Benda)議員率いる訪問団一行の表敬訪問を受けました。
頼・総統は、台湾とチェコの交流がますます頻繁になっていると指摘、双方は今後半導体産業などの分野でさらに連携が深まると信じていると述べました。ベンダ議員は、台湾海峡の平和と安定は、台湾、または台湾海峡両岸の議題ではなく、東南アジアの航路の安全保障の議題でもあるため、チェコは中国の軍事的な威圧行為、および国連総会第2758号決議(いわゆるアルバニア決議)の曲解に反対すると表明しました。
ベンダ議員一行は11日から14日まで台湾を訪問、メンバーには超党派の大物議員が複数います。
頼・総統はあいさつの中で、民主主義と自由は台湾とチェコが共有している価値だ。双方は共に権威主義からの挑戦に直面していると指摘、今年はチェコのビロード革命から35年という節目に当たる。チェコが共産党の専制政治に対抗する歴史、民主主義と自由を追求するプロセスは台湾にとって大きな励みとなると述べました。頼・総統はまた、ベンダ議員が父親である、20世紀のチェコの政治家、ヴァーツラフ・ベンダ氏の精神に倣い、専制政治に反対し、民主的な台湾を支持していることに心からの謝意を表しました。
頼・総統によりますと、ここ数年、台湾とチェコの交流がますます緊密化しています。チェコのミロシュ・ビストルチル上院議長も、マルケータ・ペカロヴァ・アダモヴァ下院議長も中国の圧力を恐れずに訪問団を率いて台湾を訪問、双方の連携を強化するとともに、国際社会に台湾への揺るぎない支持を示しました。
そのほかに、台北―プラハの直行便が就航し、チェコセンター台北も今年6月にオープンしました。台湾とチェコの野球交流2試合は合わせて延べ3万5000人の観客を引き付けました。台湾の蕭美琴・副総統、および蔡英文・前総統はこのほど、相次いでチェコを訪問しました。これらはいずれも台湾とチェコの関係における大きな進展だと言えます。今後、双方はより多くの分野で協力関係を築くことができると信じているということです。
頼・総統は、今年3月、蕭美琴氏は副総統当選者としてチェコを、先月は、蔡英文・前総統も招きに応じてチェコのフォーラム2000に出席。これらはいずれも台湾とチェコの関係における重要なマイルストーンだ。双方の協力のために強固な基礎を築き上げた。今後、台湾とチェコは半導体産業、ネットワーク・セキュリティ、文化などの分野でも大幅に連携することができるだろうと述べました。
ベンダ議員は、両国の指導層の相互訪問と直行便の開設は両国の人々の相互理解を深めるのに有益だと述べ、来年、チェコで初めて開催される、展示品が100点以上に上る台湾の国立故宮博物院の展示会にも自信を示しました。チェコと台湾が半導体産業で連携できるとする、頼・総統の談話について、ベンダ議員は、謝意を表するとともに、チェコが半導体のサプライチェーンと生態系に参加することは双方の互恵とウィンウィン、および経済協力にとって非常に重要だと述べました。
ベンダ議員はさらに、台湾海峡の平和と安定は台湾と中華人民共和国の議題だけでなく、台湾の安全保障と自由の議題だけでもなく、東南アジア全体の交通路線の安全であるため、中国の軍事的な威圧行為にしても、国連総会の第2758号決議の曲解にしても、チェコは受け入れられないと表明しました。
(編集:王淑卿/岩口敬子/本村大資)