中国の外務省は10日、先ごろフィリピンが発表した「海域法」が、南シナ海における中国の領有権を「著しく侵害している」と繰り返し反対する姿勢を示しました。
フィリピンのマルコス大統領は11月8日に、南シナ海でのフィリピンの主権や権益を明確化した2項目の海域法に署名、自国の主権強化のための、領海と領空の範囲を規定していました。
北京当局は、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所が2016年に下した中国の南シナ海に対する主権の主張には法的根拠がないとの判断に反発する態度を示しています。裁判はフィリピンが提訴したもので、フィリピンの同盟国であるアメリカはこの判決を支持しています。
中国の外務省が10日に発表した声明には、フィリピンと領有権を争う南シナ海のスカボロー礁について、領海を示す根拠となる「領海基線」を定めたという内容が含まれており、中国側は、スカボロー礁は自国の領土で、その浅瀬は主権と漁業権をめぐる争いの主要な争点であると述べています。
(編集:豊田楓蓮/本村大資)