ロシアによるウクライナへの侵攻が続く中、外交部(外務省)は11月3日、台湾人義勇兵1名が前線で戦死したことを明らかにしました。調査によりますと、陸軍特殊部隊の退役軍人である呉忠達氏が、ウクライナ東部の戦場で激しい砲撃を受けて命を落としました。台湾東部・花蓮出身の曽聖光氏に続き、ロシアによるウクライナへの侵攻で犠牲となった2人目の台湾人義勇兵となりました。
与党・民進党の沈伯洋・立法委員(国会議員)は4日のインタビューで、現在もなお5、6名の台湾人義勇兵がロシア・ウクライナ戦争の最前線で戦っており、その多くがロシアの侵略行為に強い憤りを感じて参戦したと述べました。民進党の王定宇・立法委員も、ウクライナ支援に向かった義勇兵たちの多くは、弱小国を助けなければ、将来、台湾が脅威に直面した際に、どうして国際社会からの支援を期待できるのかという思いを抱いており、これは民主主義国家間の相互扶助の価値を体現していると述べました。
ロシアによるウクライナへの侵攻は間もなく3年目を迎えますが、台湾から多くの義勇兵が渡航している中、3日、陸軍特殊部隊の退役軍人でウクライナ正規軍に傭兵として加わっていた呉忠達氏が、ウクライナ東部の戦場で砲撃を受けて死亡したことが伝えられました。外交部もこの情報を確認し、遺族への支援と関連する後続の手続きを進めています。
民進党の沈伯洋・立法委員は取材に対し、現在把握している情報では、台湾からの義勇兵5、6名がなおロシア・ウクライナ戦争の最前線で戦っている。また、呉忠達氏の遺体は依然として戦場に残されており、搬送には困難が予想され、通常2、3週間程度の時間を要すると述べました。
民進党の王定宇・立法委員はインタビューで、ロシアとウクライナの戦争は、明らかに大国が比較的小さな国を虐げている事例であり、ロシアは侵略者の立場にある。世界中で、自国の軍隊で従軍経験を持つ人々、そして日本、韓国、台湾からも正義感の強い人々がウクライナを支援するために赴いていると述べました。
王定宇・立法委員は、「ウクライナを支援するために赴いたこれらの人々は、今日、弱小国を助けなければ、将来台湾が脅威に直面した時に、どうして国際社会が私たちを助けてくれるのかという思いを理解しているのだと信じている。これは義侠心、あるいは普遍的な価値観と呼べるものだろう」と話しています。
王定宇・立法委員もまた、多くの権威主義国家は国際規範を破ることを恐れていない。そのため、侵略や脅威に直面した際、かかしのように無視することはできず、深刻に受け止めなければならない。ただし、現在、政府はウクライナ戦線への国民の参加を奨励していないが、困難に遭遇したり、不幸にも戦死した義勇兵に対しては、政府も最大限の支援を提供すると述べました。
(編集:許芳瑋/本村大資)