台湾最大規模で最も歴史のある旅行博「2024 ITF台北国際トラベルフェア(Taipei International Travel Fair)」が11月1日、台北市の南港展覧館で開幕、頼清徳・総統も会場に赴き、あいさつを行いました。
交通部観光署が台湾観光協会に委託する形で開催される「2024 ITF台北国際トラベルフェア」は4日間に渡って行われます。初めて総統として開幕セレモニーに出席した頼清徳・総統はあいさつの中で、台風21号が襲来した中、無事開幕できたことを評価、同時に台湾全域で防災、救援にあたった全ての第一線の職員達を労うとともに、政府と地方自治体は協力して、台風による被害に対する復興への取り組みを行い、一日も早く被災者が日常生活を送れるようサポートすると約束しました。
頼清徳・総統はまた、中華民国の国交樹立国ツバル出身の留学生による開幕セレモニーでのパフォーマンスを称賛するとともに、国際社会におけるこうした国交樹立国の台湾に対する支持に感謝、より多くの国民が、国交樹立国を訪れ、双方の友好関係を促進することを奨励しました。頼・総統はそして、台北国際トラベルフェアは38年の歴史をもち、最大規模であるだけでなく、最も長い歴史をもつ旅行博であり、旅行業界にとって重要なプラットフォームであると指摘、さらにいえば、人々にとって旅の信用のブランドであり、アジアにおいて最も代表的な旅行博の一つであると述べ、特に今年の参加規模は例年以上だ、このことは台湾と世界の結びつきがますます強まっていることを示している、と喜びました。
頼・総統は「観光は国家のソフトパワーであり、強固な外交力である。今年の台北国際トラベルフェアには、パラグアイやグアテマラなど10の国交樹立国のほか、日本、韓国、タイなど110の国と地域から1500のブースが参加し、各国の政府、地方自治体の首長がこの為に来台している。昨年に比べ観光産業の規模は15%成長しているが、このことは台湾の人々が、旅行をどれほど好んでいるのか、そして世界と台湾の結びつきがますます深まっていることを示している。観光、旅行産業は間違いなく、今後も成長を続けるだろう」と述べました。
頼・総統はさらに、政府は、観光立国を施政におけるビジョンと考えているとした上で、世界の気候変動を受け、環境や持続可能性に配慮したグリーントラベルを重視する人が増えていると指摘、こうした中、台湾の観光産業も、より省エネや温室効果ガス削減を進め、持続可能な開発という国際的な流れに即した形で、推進していかなければならない、と述べました。
頼・総統は同時に、政府と地方自治体なども、領域や枠組みの垣根を超えた協力を行い、映画・テレビなどのロケ地聖地巡礼の旅、台湾第二のエスニック・グループ「客家」の里めぐり、農村旅行、台湾原住民族の集落の旅、鉄道の旅あるいは自転車、野球、マラソンなどのスポーツ観光など、深みのある旅行、特色ある旅行の質とマーケティング力を高め、国内の様々なエスニック・グループと世界の旅行客の皆に台湾を好きになってもらい、同時に、国内旅行及びインバウンド観光の発展を盛り上げていきたいとの方針を示しました。
(編集:駒田英/中野理絵/本村大資)