台湾の金融機関の所轄機関である金融監督管理委員会が主導し、金融サービス業聯合総会と金融研訓院が共同で主催する「FinTech Taipei2024台北フィンテック展」は11月1日、台北市で開幕しました。
今年は「スマート金融、サスティナブルな未来:More than FinTech」をテーマとし、頼清徳・総統が提示した「AI(人工知能)の産業化と産業のAI化」に呼応する形で、フォーラムではAIの3大テーマを取り扱い、金融サービスと情報技術を結びつけたファイナンス・テクノロジー、フィンテックを次の「護国神山(国を守ってくれる基幹産業)」とすることを目標とします。
フィンテックは既に広く知られるようになっており、いかに「ファイナンス」と「テクノロジー」でさらなるイノベーションを生み、効率的な統合ができるかが、注目度の高い話題となっています。
2日間に渡って行われる台北フィンテック展には、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、フランス、スイス、リトアニア、日本、香港、マレーシア、韓国、イスラエルの12カ国から200を超える金融機関とスタートアップ企業が参加、100にも上るフィンテックに関する革新的な応用パターンが示されました。開幕セレモニーには、行政院(内閣)の鄭麗君・副院長(副首相)、金融監督管理委員会の彭金隆・主任委員らが出席しました。
行政院の鄭麗君・副院長はあいさつの中で、金融界のフューチャリスト、ブレット・キング氏の言葉を引用し、「金融サービスはますます、どこにでもある状況となっているが、従来型の銀行ではますます行われなくなっている」と指摘しました。鄭・副院長はそして、テクノロジーの発展に伴い、AI時代が到来、スマートテクノロジーの活用により、利便性がより高く、よりスピーディーな優れた金融サービスが生まれたと指摘、台湾は金融界において既にトップ集団を走っており、近年はフィンテックの発展に投資を行っており、今年の投資額は昨年の30%増加したと強調しました。そして、フィンテックがイノベーションのプロセスにおいて、市場規模を求めるだけでなく、価値を創造してほしいと希望しました。鄭麗君・副院長は「台湾は豊かなテクノロジーをもつ、我々はより積極的にテクノロジー発展の大きなビジョンをもつことができる。世界でフィンテックがトレンドとなっている中、台湾がより重要な役回りを果たすこと、これも、政府及び業界の努力目標となるだろう」と強調しました。
AIの台頭以降、金融業では、金融サービスにおけるAI活用による変革が行われています。今回のフィンテック展ではフォーラムも企画され、世界的な専門家を招き、金融業のAI技術導入の必要性と重要な目的について討論を行う「AIによる変革」、AI技術の応用における監督、管理政策について検討する「AIによるガバナンス」、そして、いかにしてAI技術を応用し、金融サービスのスマート化のレベルを引き上げるかについて紹介する「AIによる実践」のAIに関する3大テーマを取り扱います。
(編集:駒田英/中野理絵/本村大資)