大型で非常に強い台風21号の暴風域が台湾全域を覆いました。行政院(内閣)の卓榮泰・院長(首相)は31日、中央災害対策センターの会議にて、「これから明日にかけて、各地で大雨が降る予想で、厳重な警戒が必要だ。洪水警戒区域は10の県と市に拡大された。各地方自治体に対し、万全の備えをしなければならないと伝える必要がある」と指示しました。
台風21号は31日午後1時40分、南東部・台東県に上陸しました。
卓榮泰・行政院長は31日、賴清德・総統と共に中央災害対策センターを視察。その際、卓・行政院長は、「これから明日の朝にかけて、各地で大雨が降る予想だ、台風21号の暴風域は明日の午後にようやく台湾から抜けるとみられている、各地では厳重な警戒が必要だ」と述べました。
また、卓・行政院長は、台風21号の台湾接近に伴い、洪水警戒区域の数は10の県と市に拡大された。地方自治体は万全な備えをするよう注意喚起をしていかなければならないと述べました。
卓・行政院長は、「まず第一に、洪水警戒区域が10の県と市及び42の郷・鎮・区に増えた。この数は昨日の6つの県と市を大幅に上回った。これは、末端地方自治体も私たちと同様に、状況把握と予測の面でさらなる高みを目指して努力していることを示している。同時に、より重要な任務として、地元自治体に対し、迅速かつ正確に、そして即座に万全な準備をするよう伝えていくことが挙げられる」と述べました。
卓・行政院長はまた、「台風の上陸に伴い、交通区間や鉄道を注意深く監視し、必要であれば早期に通行止めや運休にする必要がある。工事中の道路区間でも安全上の対策が必要となる。台風が過ぎた後、直ぐに、交通の復旧に関する計画を発動していく」と述べるとともに、現在強風と大雨に見舞われている離島・綠島と蘭嶼に関し、中央政府は地方自治体と協力し、住民の安全な生活を守っていくよう呼びかけました。
卓・行政院長はさらに、給水ポンプ、発電機、緊急修理装置を投入し、水と電気の供給を効率良く復旧させ、人々の生活を維持していくよう指示しました。中国籍船舶「鈺洲啟航」の座礁による汚染の危険について、卓・行政院長は、オイルをバリアするための設備を設置し、オイルによる汚染拡散を防ぐことが重要であると強調しました。
(編集:豊田楓蓮/王淑卿/本村大資)