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【台風21号】勢力拡大、陸上警報の範囲を宜蘭および台中以南の12県市へ

  • 30 October, 2024
  • 中野理繪
【台風21号】勢力拡大、陸上警報の範囲を宜蘭および台中以南の12県市へ
中央気象署は台風21号の陸上台風警報の範囲を12の県市に拡大した。(写真:中央気象署)

中央気象署によりますと、10月30日午前8時に勢力を増し、非常に強い台風となった台風21号「康芮(コンレイ)」は、午前11時の時点で中心の位置は台湾最南端の鵝鑾鼻(ガランビ)から南東方向470キロの海上にあり、時速19キロの速さで北西に進んでいます。中心の気圧は915ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は毎秒53メートルに達し、平均風速13.9メートルから17.1メートルの暴風域も320キロに拡大しています。

この事から、中央気象署も、陸上台風警報の範囲を東部・花蓮、南東部・台東、最南端・恒春半島、屏東に加え、北東部・宜蘭、中部より南の台中、南投、彰化、雲林、嘉義県市、台南、高雄の合計12の県市にまで拡大しました。

なお、海上警報の範囲については変わらず、台湾海峡全域、台湾の東側の海域、バシー海峡、東沙諸島の海域に出されています。

中央気象署の予測では、30日午後2時から31日午後2時までに、台湾の東側、宜蘭、花蓮、台東の平地の総降水量は300ミリから490ミリに、北部・新北では200ミリから340ミリ、基隆でも150ミリから250ミリに達するとみています。今後24時間の山間部の総降水量は、宜蘭、花蓮の山間部では400ミリから600ミリの記録的豪雨に、台東の山間部でも300ミリから490ミリの豪雨になると予測、基隆市、台北市、新北市で構成される大台北地区の山間部では200ミリから340ミリ、北部・桃園と南投の山間部でも150ミリから250ミリの雨が降る見込みです。

中央気象署は、台風の接近に伴って引き起こされる強風や高波などに注意するよう呼びかけています。

なお、台風21号の暴風域の半径は既に320キロに達しており、もし強い勢力と暴風域の半径300キロ超を保ったまま台湾に上陸した場合、1996年に暴風域の半径350キロで北部・基隆と北東部・蘇澳の間から上陸した台風9号「ハーブ」以来となる巨大台風の上陸となります。この時は、中部・阿里山で7月31日の単日の総降水量が1094.5ミリにまで達しました。

なお、それ以降にも暴風域の半径が300キロを超える巨大台風はありましたが、中央気象署の張竣堯・気象予報士は、昨年7月の台風5号「トクスリ」は台湾海峡を北上したことから台湾本島への影響はなかった。また、その前の2007年10月の台風15号「クローサ」は、当時、暴風域の半径は300キロに達していたが、上陸前に中型の台風に弱まり、北東部・宜蘭の頭城と三貂角の間から北部に上陸したと説明しました。

(編集:中野理絵/許芳瑋/本村大資)

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