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台風21号、気象署が5時間の「台風追跡観測」を完了

  • 30 October, 2024
  • 中野理繪
台風21号、気象署が5時間の「台風追跡観測」を完了
台風21号の接近を受け、中央気象署は「台風追跡計画」を行った。(写真:中央気象署提供)

台風21号「康芮(コンレイ)」の接近を受け、中央気象署は30日、台風追跡計画を開始。国立台湾大学理学院台風研究センターおよび、台湾の大手航空機開発・製造メーカー、漢翔航空工業(AIDC)と協力し、30日午前5時、台湾中部・台中市の台中国際空港を離陸、航空機から測定器を投下し、5時間にわたる台風観測の任務を完了しました。

中央気象署は、これは飛行機によって「ドロップゾンデ」と呼ばれる無線機付きの測定器を投下し台風を測定する「DOTSTAR」という計画で、「台風追跡計画」と呼ばれている。台風襲来前の空中観測に使用され、2003年からこれまでに87回の追跡任務を行っていると説明。海面上の気象観測はまれであり、各国の台風の進路予測数値モデルにはまだかなりの不確実性があることから、台風追跡計画を行うことによって、台風の進路予測や警報の検討や判断のために重要な情報を得ることができると述べました。

今回の台風21号「康芮(コンレイ)」の追跡任務について、気象署と台湾大学は観測効果を最大限に高めるために、今後の台風の予想進路や大気環境を踏まえて飛行経路を計画し、漢翔航空はAstraジェット機を提供、高度1万3000メートルまで上昇した後、台風の中心からおよそ320キロメートル離れた風速13.9メートルから17.1メートルの7級の暴風域の移動経路に関する重要な観測が行われました。得られたデータは衛星通信を通じてリアルタイムに気象署に送られ、気象署の予報運用システムにも組み込まれています。

また、観測データはリアルタイムで世界各国の気象運用センターにも提供するということです。

関連する測定器の観測データは、各国の気象関係者が台風の暴風域の半径や強度を予測する際の有効な資料になり、同時に、気象署や世界各国の数値予報をスーパーコンピュータの計算によって応用することができることから、台風の進路予測や予報の精度の引き上げができると期待しているということです。

(編集:中野理絵/許芳瑋/本村大資)

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