欧州議会がこのほど「中華人民共和国による国連総会第2758号決議(アルバニア決議)の不当解釈と台湾への継続的な軍事挑発」に関する決議を圧倒的多数で採択し、中国が同決議を歪曲して台湾の国際的な参加を排除することに強く反対し、同時にEUおよびその加盟国に対し、台湾の有意義な国際組織への参加を支持するよう呼びかけたことについて、頼清徳・総統は25日、SNSの「X(旧ツイッター)」を通じて、コメントを発表しました。
頼・総統は、欧州議会が台湾を支持する決議を採択したことに深い感謝を表し、中国が国連総会第2758決議を歪曲して、台湾の国際社会への参加を狭めているということに強い反対を示しました。そして、互いに団結し共に「民主主義を守る傘」を創ることを呼びかけました。
対中国政策を担う大陸委員会(陸委会)も25日、今回の欧州議会の台湾支持の決議採択に対し、オーストラリアやオランダ議会に加え、欧州議会も国連第2758号決議は台湾に干渉しないと認めたことをうれしく思う。この事実は、国際社会が中国が決議を悪意を持って歪曲したことに対して一斉に反対していることを浮き彫りにしたと述べました。
大陸委員会は、中国が何度も台湾の地位に関わらない国連第2758号決議を誤って「一つの中国原則」と関連付け、台湾の国際的な参加を制限する「国際的な一つの中国」を形成し、武力による台湾侵攻の法理的根拠を構築しようとしていると指摘。北京当局に対し、国際的な流れに従い、意図的に歪曲した国連第2758号決議を用いて「一つの中国」という嘘を国際的に強要することを停止し、武力によって台湾の人々を脅迫することを止めるよう呼びかけ、そうすることで台湾海峡両岸関係の健全な発展と台湾海峡の平和と安定に寄与することができるとしています。
また大陸委員会は政府の立場として、国連第2758号決議は中国の国連における代表権に関するものであり、決議の全文には、台湾について一切言及されておらず、中華人民共和国が国連システム内で台湾を代表し、台湾と中華人民共和国の関係を扱う資格は与えられておらず、これは否定できない客観的事実であると述べました。
(編集:岩口敬子/中野理絵/本村大資)