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中国軍が牛山島で実弾演習と発表、行政院:地域の平和と安定を破壊と批判

  • 22 October, 2024
  • 王淑卿
中国軍が牛山島で実弾演習と発表、行政院:地域の平和と安定を破壊と批判
中国人民解放軍が実施した「聯合利劍-2024B」と題した合同軍事演習が14日に終わったばかりだが、22日に再び台湾に最も近い「牛山島」で実弾演習を行うと発表。これについて行政院(内閣)の卓栄泰・院長(首相)は22日、地域の平和と安定を破壊する行為だと批判するとともに、国軍は国家の主権と国民の安全を守る準備を整えると述べた。(写真:卓栄泰・行政院長のフェイスブックより)

中国人民解放軍が実施した「聯合利劍-2024B」と題した合同軍事演習が14日に終わったばかりですが、22日に再び台湾に最も近い「牛山島」で実弾演習を行うと発表。これについて行政院(内閣)の卓栄泰・院長(首相)は22日、地域の平和と安定を破壊する行為だ。台湾を対象に意義のない威圧行為を頻繁に行うべきではないと批判するとともに、国軍は国家の主権と国民の安全を守る準備を整えると述べました。

卓・行政院長は、その演習規模の大小にかかわらず、台湾に近いところでこのような意義のない威圧行為を頻繁に行うべきではない。それは不必要な緊張を高めるだけだ。前回の演習と同じように、国防部と国軍は万全の準備を行う。予想外のことが起きないように対応する。我々の責任は台湾の主権と国民の安全を守ることだと強調しました。

一方、国防部の孫立方・報道官も22日、中国の実弾演習の発表について談話を発表しました。孫立方・報道官は、それは中国軍の恒例の演習の一部だが、威嚇の効果を強化するためのものである可能性もある。国防部は、最も深刻な事態を想定して敵の動きを注視し、適切に対処するとしています。

中国の福建省平潭海事局は21日夜、突然、22日午前9時から午後1時まで福州市平潭県の沖にある「牛山島」で実弾演習を実施、演習期間中、すべての船舶の演習区域への進入を禁止すると発表しました。

「牛山島」は福建省沖にある島で、福州市平潭県に属し、台湾に最も近い中国大陸の島であり、北部・台北市との直線距離は約165キロメートルです。

なお、台湾の与野党も22日、中国の軍事演習の常態化を批判しています。民進党立法院党団の洪申翰・副幹事長は、中国人民解放軍が軍事演習を常態化しようとしている。中国海警局の嫌がらせを入れれば、週に一回の頻度になっている。国軍も国防部も関連情報を把握している。不測の事態の発生を防いでいるとし、国民に対して安心してくださいと呼びかけるとともに、このような行為は台湾の人たちの怒りを買うだけだ。台湾はグレーゾーンでの嫌がらせに屈服せず、法定上の管轄権も譲らないとしています。

最大野党の国民党の洪孟楷・立法委員(国会議員)も対岸に対して、軍事演習の演習区域が台湾に近づくほど、台湾の2350万人の反感が高まり、台湾海峡両岸の関係発展に不利な影響をもたらすと警告を発しています。

洪孟楷・立法委員は、駐米代表が行った「台湾人が戦う準備をしている」という発言にも触れ、民進党政権はこれについて国民に説明すべきだとしています。洪孟楷・立法委員は、たとえ軍事演習がアメリカをターゲットにするものとしても台湾は標的になりたくない。いかなる脅威にも反対し、不測の事態も避けたいと表明しました。

国民党の頼士葆・立法委員は、国民は中国軍の実弾演習を非常に不満に思う。中国の度重なる威圧行為は台湾の首を絞めているようで、防止することができないとし、頼清徳政権に対して具体的な対策をとり、国民にも説明をするよう求めました。

(編集:王淑卿/岩口敬子/本村大資)

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