台湾の対中国大陸窓口機関である、海峡交流基金会(略称:海基会)の羅文嘉‧秘書長は先日、台湾と中国は台湾の離島・馬祖で「二六コンセンサス」について話し合うことができると提案しましたが、中国で台湾政策を担当する中国国務院台湾事務弁公室(略称:国台弁)は、「92年コンセンサス」が明確な道筋であり、新たな枠組みを作る必要はないと再度強調しました。
これに対し、羅文嘉‧秘書長は21日のインタビューで、「二六コンセンサス」はただの糸口である。目的は新たなコンセンサスを導き出すこと。台湾海峡両岸関係に突破口をもたらすためには、新たなコンセンサスを構築する必要があるからである。この発言は頼清徳‧総統の許可を得たものではなく、頼‧総統が宣言した「四つの不変」の中で、台湾海峡両岸の対話と対等で尊厳ある交流を奨励していることに基づいたものであると説明しました。
羅文嘉‧秘書長は15日、馬祖を訪問した際に、台湾海峡両岸は馬祖で協議を行うことができ、中国大陸の対台湾窓口機関・海峡両岸関係協会(略称:海協会)が南竿空港の滑走路の南端にある軍事拠点だった施設「南竿26拠点」で「二六コンセンサス」について話し合うことを歓迎すると述べました。しかし、中国国務院台湾事務弁公室は、「92年コンセンサス」が明確な道筋であり、新たな枠組みを作る必要はないと回答しました。
羅文嘉‧秘書長は21日、ラジオ番組の単独インタビューを受けた際、司会者に、いわゆる「二六コンセンサス」は頼清徳‧総統が「92年コンセンサス」に代わる新しい表現として使用を許可したものなのか?しかしネット上では、この表現には陰謀があるという疑念や、「二六」には軽視の意味があるとさえ考える人もいるがと質問されました。
羅‧秘書長は、憲法によれば、台湾海峡両岸政策の主導者は総統であり、海峡交流基金会は政府からの委託を受けて、台湾海峡両岸間の交流、協議、およびサービスを執行するだけである。自身は政府からの委託の範囲内で、交流を実行する立場として「二六コンセンサス」を提案したり、梅花鹿(ハナジカ)を贈ったりしているのであり、その目的は交流を促進し、台湾海峡両岸の平和的な往来を実現することにあると説明しました。
また、連江県の手配で「26拠点」を参観したことがきっかけとなり、その場所で「二六コンセンサス」について話し合えると発言したのであり、「二六」には軽視の意味は全くない。自身は国民が台湾海峡両岸問題に注目し議論することを歓迎しており、皆がより関心を持てば持つほど、政策はより透明になり、より理解されるようになると付け加えました。
羅‧秘書長はさらに、数字自体は重要ではないと指摘しました。いわゆる「コンセンサス」とは、「真実で、具体的で、双方が同意している」ものでなければならない。自身は「92年コンセンサス」が虚構であり、双方の解釈が異なっているため、台湾海峡両岸の将来関係の基礎としては不十分であると対比させた。そして、両岸関係に突破口をもたらすためには、新たなコンセンサスを築く必要があると提案した。「二六コンセンサス」はただの糸口であり、頼‧総統が許可を与えた新しい言い方ではないと説明しました。
羅‧秘書長は、「台湾海峡両岸の間に民主、平和、そして繁栄をもたらすためには、新しいコンセンサスが必要です。『四つの不変(国家の主権を守る決意は変わっていない。台湾海峡の平和、安定という現状を維持する努力は変わっていない。台湾海峡両岸が尊厳が保たれ、健康的で秩序のある交流を行うことに対する約束は変わっていない。民主的で自由な生活方式を代々守ることに対する堅持が変わっていない)』の中で、我々は対話、交流、対等で尊厳ある交流を奨励している」と話しています。
司会者がさらに、「二六コンセンサス」を提案した後、台湾海峡両岸の両会(海峡交流基金会と海峡両岸関係協会)の間で対話が始まったのかと尋ねました。
羅‧秘書長は、「二六コンセンサス」を提案したのは、相手側に対話の意思があるかどうかを知りたかったからでもある。もちろん、我々は最初から高い期待を抱くべきではなく、すべての反応は予想の範囲内だった。しかし、交流業務を執行する者として、希望を捨てることは決してできないと答えました。
さらに、台湾と中国の間で30年間解決できなかった政治的な争いが、わずか数年で解決されるとは考えていない。しかし、それでも対話の機会があることを期待しており、それによって互いに理解し合い、争いを解決する機会が生まれることを望んでいると述べました。
(編集:許芳瑋/本村大資)