10月17日は「台湾文化の日」です。17日、台湾北東部・宜蘭県における文化教育の推進と人材育成を目的に設立された「財團法人仰山文教基金会」の創設者である前立法院長(国会議長)・游錫堃氏が主催する「台湾民主化軌跡書道展」の開幕式典が執り行われました。
賴清德・総統は挨拶の中で、「この書道展には、宜蘭が民主主義の聖地であり、文化都市であること、また、民主主義が文化に深く根付いているなどの三大意義がある」と述べ、蔡英文・前総統が台湾の外交を推進し続けると同じように、游氏も公職を退いた後も民主主義の深化を推進し続け、台湾に多大な貢献をすることに感服していると評価しました。
賴・総統はまた、台湾の民主化運動の先駆者である、蒋渭水氏の名言を朗読し、外部からの脅威に直面しても人々が団結するよう呼びかけました。
17日の「台湾文化の日」、財團法人仰山文教基金会の創設者である游錫堃・前立法院長は「権威主義に反対し、民主主義のために闘う」ことをテーマにした100篇の詩歌を一冊の本にまとめ、招かれた38人の書道家が揮毫しました。また、台湾の政治運動家・郭雨新氏の旧居をリニューアルオープンした宜蘭市の「民主化軌跡博物館」で「台湾民主化軌跡書道展」の開幕イベントを開催しました。賴・総統や国史館の陳儀深・館長、蒋渭水文化基金会の蒋朝根・執行長を含めた来賓が出席。
賴・総統は開幕式典で自らテープカットしました。挨拶の中で、「今回の書道展では、過去の『君主政治』時代に書かれた内容の代わりに『台湾民主』をテーマとしており、展覧会の時期、場所、内容から、同基金会の工夫が見て取れる。また、この展覧会は三大意義を持っていると考える」と述べました。
賴・総統によりますと、一つ目の意義は、宜蘭が民主主義の聖地であるだけでなく、文化都市でもあることを示しています。特に仰山書院の開校後、多くの人材を輩出し、宜蘭を人々が尊敬し、憧れる立派な文化都市にしました。その上、38人の書道家が書いた内容からは、台湾の民主化運動の先駆者である蒋渭水氏、郭雨新氏、陳定南・元法務部長、陳菊・現監察院長など、台湾を専制政治から今日の民主政治へと導いてきた民主主義の先人たちの貢献を感じることができます。宜蘭の人々は台湾の民主主義に多大な貢献をしてきました。頼・総統は、台湾社会を代表して宜蘭の人々に感謝の意を表したいと述べました。
頼・総統は、書道展の二つ目の意義について、「民主主義を追求する精神が台湾の生活に深く浸透していること、文化が民主主義に深く浸透していること、民主主義が文化に深く浸透していること」だと述べました。
頼・総統は、書道展の三つ目の意義について、游錫堃氏が確立した民主スタイルだとし、「游氏は立法院長を退任した後、故郷の宜蘭に戻り、台湾文化の深化を推進し続けた。蔡・前総統と同様、総統府を去った後も台湾の外交のために尽力し続け、国際社会の台湾への支持取り付けに奔走し、台湾の安全性をさらに高めようとしている。游氏は文化を民主主義に深く浸透させることで、2300万人に民主主義が簡単には手に入らないことを理解させた。蔡・前総統と游氏の二人は台湾に大きな貢献をしている。」と述べ、また、その場で書道家が書いた蒋渭水の名言を朗読し、台湾の人々に団結を呼びかけました。
頼・総統は、特に外的脅威に直面しているときには、団結して戦うべきだ。そのため、書道家の書いた「同胞は団結しなければならない、団結は大きな力になる」の真の意義はここにあると信じている」と述べました。
一方、游氏は、「自身が書道展を開催する目的は、台湾が「記憶を失った国」と呼ばれ続けることがないよう、台湾の記憶を取り戻すためだ。そして、郭雨新氏がかつて暮らしていた家が市民教育のための校外教室になることを願っている。蒋渭水氏らは中山小学校の優秀な校友であった。孫文氏は民主化の改革を完成させておらず、蒋渭水氏らが真の民主化改革を行った」と述べ、現在の「中山小学校」の名称を「渭水小学校」に変更することを希望すると表明しました。
頼・総統は、教育部、文化部などに対し、郭雨新氏が暮らしていた家を「民主文化園区」として建設することと、「中山小学校」を「渭水小学校」に改名することについて、宜蘭県と協議するよう指示することを約束し、「これらのことは台湾の文化にとって非常に良いことになる」と述べました。
(編集:豊田楓蓮/王淑卿/本村大資)