西アフリカの3ヶ国でエボラ出血熱が広がっていることを受け、台湾が感染症の専門医を2人、ナイジェリアに派遣する。外交部によると、病気の広がるギニアとシエラレオネには現在、中華民国台湾の人で常駐する人はいない。しかし、西アフリカ最大の国家、ナイジェリアには台湾企業関係者、華僑同胞、さらに外交部の代表処の職員など約80人が滞在している。
これらの人たちが感染を防げるようにするため、衛生福利部と外交部は、感染症の権威である羅一鈞・医師と、蔡懐徳・医師をナイジェリアの首都アブジャ、ならびに台湾企業関係者や華僑同胞の集中する大都市ラゴスに派遣することを決定した。
羅・医師は、ナイジェリアの感染状況は制御されており、派遣にあたってはWHO世界保健機関の提言どおり、直接患者に触れることはせず、また、現地でエボラ出血熱を検査する実験室にも入らないと話している。羅・医師は、「今回はまず、現地のWHO及びアメリカ疾病予防管理センターCDC、そしてナイジェリアの衛生当局が合同で組織した対応チームを訪ね、彼らが行っている感染防止ならびに治療の過程を理解し、それに参与することで最新のデータを得られるよう望んでいる。もちろん、現地の台湾企業関係者と華僑同胞、在外公館の職員に対して感染を避けるためのアドバイスを行う」と話した。
2人の医師は25日に出発し、現地に10日間滞在する。感染防止に向けての広報資料の他、全身を覆う防護服200着、隔離服100着、そして感染防止用マスクなども持ち込む。