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頼清徳‧総統の「祖国論」、専門家:中国との真正面からの対決

  • 07 October, 2024
  • 許 芳瑋
頼清徳‧総統の「祖国論」、専門家:中国との真正面からの対決
頼清徳・総統が5日の「双十国慶節」関連イベントで、中国は台湾の「祖国」でないと発言したことについて、台湾の学者は7日、これを中国との真正面からの対決だと評した。(写真:総統府提供)

頼清徳‧総統が5日、「双十国慶節」の関連イベント「双十国慶節の夜」ライブコンサートに出席した際、中華人民共和国が中華民国の人民の「祖国」になることは決してあり得ないという見解を示し、注目を集めました。学者である丁樹範氏は7日のインタビューで、中国がしばしば祖国統一を言及するのは、台湾を中国共産党の下に統一することを意味すると指摘。頼‧総統のこの発言は中国との真正面からの対決であり、中国に対して中華民国に手を出すなと警告するとともに、組織的かつ集中的な国際的宣伝戦を展開しているのだと述べました。もう一人の学者、張峻豪氏は、頼‧総統がこの前、ロシアによる領土侵略を無視する中国を批判したのに続き、今回の発言はさらに強硬なものになっており、これによって中華民国の主体性を強調しようとしているのだと指摘しました。

頼清徳‧総統が5日、「双十国慶節」の関連イベントに出席して挨拶した際、中華人民共和国は先日75歳の誕生日を迎えたばかりだ。年齢から言えば、中華人民共和国が中華民国の人民の「祖国」になることは絶対にあり得ない。中華人民共和国の誕生日を祝福する際には、「祖国」という言葉を使わないでくださいと述べました。

頼清徳‧総統のこの発言は各界の注目を集めました。国立政治大学東アジア研究所の丁樹範‧名誉教授は7日にインタビューを受けた際、国民党政権時代は、両岸を二つの政治実体と主張し、この曖昧な二つの政治実体を通じて中国共産党に中華民国の存在を受け入れさせようとしている。しかし、国民党には中国の前でこの要求を口にする勇気が終始なかった。先日、頼‧総統が「祖国論」を打ち出したのは、明らかに中国との真正面からの対決であり、中国に対して台湾を軽んじるなと警告しているとしています。

丁樹範‧名誉教授は、「中国大陸は現在、しばしば祖国統一を主張しているが、いわゆる祖国統一の定義とは中華人民共和国の下での統一を意味する。率直に言えば、中国大陸は継続的に台湾を軽視している。それに対し、頼‧総統の戦略は直接対決だ。中国がどう対応するかを見ようとしている。なぜなら、我々が中華民国と言及しても、中国が中華民国を否定し続ければ、それは国民党の顔に平手打ちを食らわせるようなものだからだ」と話しています。

丁‧教授はまた、頼‧総統の「祖国論」は、ある程度台湾内部にも影響を与えている。これにより、国民党は台湾海峡両岸政策をどのように位置づけるべきか考えざるを得なくなるだろう。しかし、中国にとっては中華民国を受け入れることは不可能だ。頼‧総統のこの行動は中国に対する呼びかけでもあり、中国の態度表明を期待するものだ。同時に、これは中国の人々にもこの問題について考えさせるきっかけになるだろうと語りました。

頼‧総統がこの前、アイグン条約を引用して中国の台湾に対する主権主張に挑戦したことから、最近の「祖国論」に至るまでについて、丁‧教授は、頼‧総統は組織的かつ集中的に国際的な宣伝戦を継続している。台湾海峽両岸の対立には、軍事面でのグレーゾーンだけでなく、国際的な宣伝戦も常に展開されていると述べました。

私立東海大学政治学科の張峻豪‧教授は、頼‧総統がこの前、ロシアによる領土侵略を無視する中国を批判したのに続き、今回の発言はさらに強硬なものになっており、これによって中華民国の主体性を強調しようとしているのだと指摘しました。

張峻豪‧教授は、「頼‧総統は現在、より強硬な態度でロシアの領土問題を再び持ち出そうとしている。これは言わば発言の力を強めているが、中国からはさほど強い反応がないようだ。言い換えれば、我々が中国共産党に対してさらに強硬な姿勢を取ることで、逆に台湾あるいは中華民国の主体性をより強調できるのではないか、というのが頼‧総統が現在試みている手法だ」と話しています。

張峻豪‧教授はまた、頼‧総統の「祖国論」は確かに過去とは大きく異なる。中華民国を持ち出したのは非常に大きな突破口だ。過去、国民党は、中華民国による統一、中華民国による中華人民共和国の代替を強調していたが、これを明言する勇気はなかった。頼‧総統のこの発言は、言わば国民党の論点を公に述べたようなものだと述べました。

(編集:許芳瑋/本村大資)

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