中央気象署が3日午後1時近くに発表した情報によりますと、中型の台風18号(クラトーン、台湾華語名:山陀兒)は3日午後0時40分に台湾南部・高雄市の小港区に上陸しました。同時に、中央気象署は高雄市に対し激しい雷雨に関する速報を発表し、高雄の人々に午後2時30分まで豪雨、落雷、平均風速9級以上の強い突風に注意するよう呼びかけました。また、河川の氾濫や洪水、低地での視界不良に対する予防策を講じる必要があるとの注意喚起も発表しました。
台風18号の中心は3日午前11時時点で台湾南部・高雄から南西30kmの海上地点に達し、北北東の方向から北に向けゆっくりと進んでいます。中心付近の最大風速は毎秒35メートルを維持し、最大瞬間風速は毎秒45メートル、暴風域の半径は平均風速7級の風速180キロメートルから平均風速10級の風速50メートルの大きさを維持しています。
陸上の台風警報は、北部・桃園市や北東部・宜蘭市を含む17の県と市まで拡大していますが、海上警報のエリアは変更されていません。
現在、台風18号の勢力は徐々に弱まっており、台湾基準の中型台風から小型台風に変わっています。しかし、この間、台湾の南と南西の海域ではすでに8〜10メートルの高波となり、台湾海峡では6〜7メートル、その他の海域でも5〜6メートルの大波が続いています。このような波の状況は3日も続くとみられています。
さらに、台湾海峡や台湾南部でも平均風速11-12級から、13-14級の突風が吹いており、その他の海域でも非常に強い風が吹いています。
陸上では、中部・彰化以南の地域、中部・台中から北部・桃園の沿岸、南東部・台東の沿岸、最南端の恆春半島及び各離島で11-13級の強い風が、西部のその他の海岸や北部・新北市の沿岸では9-10級の強風が観測されました。
台風の中心が徐々に高雄や南部・屏東県に接近していた3日未明から早朝にかけて、中央気象署は離島・小琉球および高雄、屏東地区に強風注意報を発令しました。
中央気象署の伍婉華・気象予報士はこう述べています。
「台風18号の中心が南部に接近、あるいは南部に上陸した場合、平均風速14級前後の強い突風が吹く可能性がある。その可能性がある場合は、強風注意報を発令し、継続的に注意喚起をしていく。また、高潮による海水の逆流もあり、これらの状況にも注意が必要だ」。
一方、台東県の山間部の累積降水量は1,600mmを超えました。また、屏東県の山間部では1,100mmを超え、東部・花蓮県の山間部では700mm以上、高雄市の山間部では600mm以上の累積降水量となり、新北市の瑞芳でも500mmを超えました。
東部と南部で降り続く雨に加え、北部と北東部では3日から長時間にわたる雨となり、短時間の大雨を伴うと予想されています。
中央気象署は引き続き、台北市の山間部や新北市、また、基隆市の北海岸や東部、中部の雲林県より南、さらに、離島・緑島、蘭嶼、澎湖を対象に、局地的に大雨特別警報を発表しました。特に基隆市の北海岸や、台北市、花蓮県、屏東県の山間部、及び台東県や南部・台南市、高雄市といった地域では局地的に豪雨となる可能性があります。
(編集:豊田楓蓮/王淑卿/本村大資)