台風18号接近の影響を受け、2日台湾全域にある22の県と市は終日休業・休校になっていますが、午前中、台湾中部・台中以北は、風もなく雨もない曇りの天気だったので、物議を醸しています。
台湾北部の港町である基隆市、台北市、新北市、桃園市も2日、台風休みになっています。一部のネットユーザーと与党・民進党の台北市議会議員は、これは罷免の危機に陥っている基隆市の謝国樑・市長を救うためだとし、この四つの地方自治体の首長を痛烈に批判しました。
台風がやってくるとき、台湾の地方自治体の首長は中央政府と相談せずに、中央気象署が発表した翌日の風力と雨量を参考にして自ら翌日、台風休み(台風休暇)になるかどうかを決めて、前日の午後8時に発表することができます。北部にある基隆市、台北市、新北市、桃園市の市長はいずれも野党・国民党籍なので、台風休みなどを決めるとき、いつも行動を共にしています。
ネットユーザーらの批判について、基隆市の謝国樑・市長は、これは1日夜、みんなで相談した結果だ。ほかに理由はないと強調しました。
台北市の蒋万安・市長は、台風休みになるかどうかは、1日に発表された各種のデータに基づくものだ。各種のデータは2日、北部の山間部で災害が発生する可能性があることを示している。基隆市、台北市、新北市、桃園市は一日生活圏だ。台風休みなどについて同調しないと、市民が困る。市民の安全と利便性を考えて四つの市が討論した結果、2日の休業と休校を決めたのだと説明しました。
台風18号の陸上警報の警戒区域にある南部・台南市は2日だけでなく、前日の1日から台風休みになっています。SNSでは賛否両論。「2日連続で台風休みになった。収入が減った。景気が悪いから、でたらめに台風休みを決めるな」との声も。
これについて台南市の黄偉哲・市長は、台風がもたらす危害を無視してはいけない。台風休みになるかどうかは台風の動きによって決められる。台南市は市民の身の安全を最優先するとコメントしました。
月給をもらっているサラリーパーソンは、台風休みを歓迎しているかもしれませんが、時給をもらう人は、悲鳴を上げています。これも台風被害だと言えるのでしょうか。
(編集:王淑卿)