中型の台風、台風18号(クラトーン、台湾華語名:山陀兒))は9月30日午前11時の時点で、台湾最南端の鵝鑾鼻の南南東から210キロメートルの海上にあり、時速9キロメートルの速度で西北西から北西へゆっくりと進んでいます。中心付近の最大風速は依然として毎秒45メートルを維持しており、平均風速7級の暴風域の半径も200キロメートルを維持しています。
暴風域がすでに台湾南部の近海に入っており、南東部の台東、最南端の屏東、恒春半島、および南部の高雄に影響を及ぼすおそれがあるため、中央気象署は台東と屏東に加えて高雄も陸上台風警報の対象地域に含めました。海上警戒区域については、台湾南東部海域、バシー海峡、東沙島周辺海域、および台湾海峡南部が維持されています。
中央気象署の伍婉華・気象予報士によりますと、中央気象署は台風18号が10月1日午後から10月2日午前にかけて徐々に北に向かい始めると予測していますが、各国の予測モデルでは台風18号の進路がさらに西に修正され、その後徐々に北東に向かう可能性も示されています。そのため、台風の中心が南部地域に影響を及ぼす可能性もあり、南部の住民に警戒を呼びかけています。最新のデータ分析によれば、台風18号が大型で猛烈な台風に発達する可能性も排除できず、10月2日に南部から上陸する可能性があります。また、南西部の沿岸地域でも高潮に警戒が必要だということです。
台風の中心が台湾本土に非常に接近する可能性があり、さらに台湾に接近する前の構造が非常に整っている上、強度が増す余地があることから、台風の中心に近い地域では強風と豪雨が予想されています。特に東部地域、恒春半島、屏東の山間部、北部の山間部では大雨や猛烈な豪雨となる恐れがあります。北東部の宜蘭、東部の花蓮、台東、および高雄、屏東の山間部を通行する方々は特に注意が必要です。
さらに、経済部防災緊急対応チームは9月30日未明に一級体制に引き上げられました。経済部水利署は、台風対策の準備が整っている。西側では北部の翡翠ダムと石門ダム、南部の曾文ダムと牡丹ダムなどで既に調整放水を実施している。北部と東部では、移動式ポンプや防水板なども準備されていると強調しています。
国防部(防衛省)も9月30日午前に災害対応センター管理会議を開催し、軍の各部隊に台風の動向を緊密に把握するよう指示し、最も万全な準備で災害による損失を最小限に抑えるよう求めています。
国防部の説明によりますと、現在、災害防止のために待機している国軍の総兵力は約1万5千人で、AAV7水陸両用車、ゴムボートなど、33種類約1千台(隻)以上の各種災害防止装備・機材の整備が完了しています。さらに、災害の可能性が高い地域や低地地域には、即時救援に備えて兵力と機材が事前に配置されています。また、国軍の各病院では医療救護チームが編成されており、いつでも医療支援に出動できる態勢が整っているということです。
(編集:許芳瑋/本村大資)