今年は「台湾人民自救運動宣言」が発表されてから60年となります。
賴清德・総統は12日、「台湾人民自救運動宣言60周年」記念フォーラムに出席し、「この宣言のうち、なおも多くの主張がまだ実践されていない。この運動はまだ止まっておらず、引き続き推進されなければならない。これはすべての人の権利であり責任でもある。」と述べました。
そして、「蒋介石はもう生きていないが、共産主義の脅威は依然として存在し、かつてないほど強くなっている。 現代人は、台湾併合という共産主義の欺瞞を暴き、引き続き台湾の民主主義と自由のために努力を続けなければならない」と強調しました。
総統府の顧問にあたる「資政」をつとめた彭明敏氏とその教え子である謝聰敏氏、魏廷朝氏による「台湾人民自救運動宣言」発表60周年を記念して、彭明敏基金会は12日、フォーラムを開催、台湾の民主主義の為に、世代間の対話が深まることを希望しました。
賴・総統は同フォーラムの中で「彭明敏氏は、専制独裁体制で戒厳下の時代において、謝聰敏氏、魏廷朝氏と共に身の危険を顧みず「台湾人民自救運動宣言」を発表した。これは偉大な行動であり、台湾の民主化運動の発展に大きな影響を与えた」と述べました。
賴・総統はさらに「過去60年間、台湾の人々の努力と民主化運動に取り組んだ先人たちの努力により、民主主義、自由、人権は台湾の人々の心に深く根付き、台湾の民主的成功は国際社会から認められ、台湾はアジアにおける民主主義の指標となった。しかし、皆がこの成果を喜ばしいと感じるにあたっては、彭明敏氏、謝聡敏氏、魏廷朝氏の台湾への貢献について感謝を忘れてはならない。 国民を代表して、彭明敏氏をはじめとする3人の民主の先輩たちに特別な敬意を表したい」と話しました。
賴・総統はそして、「台湾人民自救運動宣言」を改めて読み返し、彭明敏氏をはじめとする3人に感謝し、感嘆し、感動した以外に、3つの気付きがあったと述べました。その一つは、宣言の冒頭で掲げられている「これは一つの強固な運動だ。共産党に支配され、蒋介石に滅ぼされることを望まない台湾の1200万人の人たちによる自力救済運動である」とする部分だと述べ、「宣言の中にある理想の多くは既に実現されたが、まだ多くの主張や目標が実践されていない。この運動はすべての人の権利であり、責任でもあり、引き続き推進し続けなければならない」と強調しました。
(編集:豊田楓蓮/駒田英/本村大資)