頼清徳・総統が先ごろ、中国が台湾に侵攻する目的は「領土の完全」を守ることではなく、世界の覇権国家になることにあると指摘し、世界的に注目を集めています。
アメリカ訪問中の与党・民進党の林右昌・秘書長はワシントンのシンクタンクで演説を行った際、頼・総統の論述に呼応し、台湾を奪い取ろうとする中国共産党の意図は、台湾の政権交代によって変わることはない。策略と手段が違うだけだと指摘、台湾は防衛に関する社会全体の強靭性を高める必要があると強調しました。
林右昌・秘書長は3日正午、アメリカワシントンにあるシンクタンクの「Global Taiwan Institute(GTI)で講演を行い、民進党の主席を兼務する頼・総統の代わりに台米関係の重点を説明し、頼・総統が就任満100日に当たり、打ち出した重要な政策を伝えました。同時に、林・秘書長はアメリカの頼・総統に対する「不信論」にも触れ、アメリカの学者は頼・総統の穏健な外交政策と両岸政策を評価していると反論しました。
林・秘書長は、台湾はインド太平洋地域の安全保障と経済の分野で必要不可欠な役割を果たしていると指摘しました。
林・秘書長は、演説後の座談会とインタビューの中で、頼・総統が先ごろ、インタビューを受けた際に、中国とロシアの領土の紛争を例に、中国が台湾を奪い取ろうとする目的は、「領土の完全性」を図ることにあるのではないと指摘、その根拠として、清の時代にロシアに占拠された領土を取り戻していないことを挙げています。
そのため、林・秘書長は、台湾は社会全体の国防に関する強靭性を高めるべきだと指摘しています。
林右昌・秘書長は、「中国の目的は、領土の完全性を守るのではなく、台湾社会の主導権を握るためだ。そのため、台湾社会全体の強靭性の向上で最も重要なのは兵器ではなく、人だ」という見方を示しました。
(編集:王淑卿/許芳瑋)