頼清徳‧総統は26日、「2024年建築園冶奨」受賞機関の代表による表敬訪問を受けました。
頼‧総統は、2050年ネットゼロ転換を実現するため、政府がネットゼロ政策のロードマップに基づいた産業のグリーン転換を導くだけでなく、公共建築の機能向上を継続的に進め、設計計画にネットゼロのスマート化の概念を導入している。また、情報通信産業とスマート建材の分野横断的な連携を奨励し、スマートネットゼロおよび建築産業チェーンを構築すると同時に、より質の高い建築と環境の創造を目指していると述べました。
「建築園冶奨」は、民間機関が毎年、その年の公共および民間領域における特徴的な緑化・美化建築を評価する賞で、台湾では「建築界のオスカー」と呼ばれています。
頼‧総統はまず、「建築園冶奨」が30周年の節目を迎えたことを祝福。今年は特に「園冶叁零‧零碳未來(園冶三十・ゼロカーボンの未来)」をテーマとし、新たにネットゼロ・グリーンビルディング賞、人文美学賞、スマートビルディング賞という3つの特別賞を設けたことに触れ、これは、世界的なネットゼロ転換の潮流と、政府が推進するスマート国家の方向性に合致していると述べました。
また、主催者である台湾南部‧高雄市建築経営協会をはじめ、「建築園冶奨」を推進するすべての民間団体を称賛しました。これらの団体が、建築や施工の品質だけでなく、景観の創造や環境の持続可能性などの側面にも注目し、その結果として多くの優れた作品を選出してきたと評価。頼‧総統は、こうした取り組みが産業の進歩を促進するだけでなく、台湾の都市と地方の発展や公共建設にも良い影響を与えると語っています。
頼‧総統は、受賞団体がそれぞれの作品で台湾の都市と地方の景観を変えていると指摘。例として、先日視察した、台湾南部‧屏東県にある「動物之家(動物愛護センター)」を挙げ、これが歴史的遺産を活性化し、動物にやさしい保護施設に転換された例だと述べました。
また、南部・高雄市の駁二芸術特区にある一銀倉庫についても言及し、元の外観と構造を保存しながら、現代の美学とデザイン理念を融合させ、駁二共創2号基地として生まれ変わったと説明。この施設は、デザイン人材の育成の場となるだけでなく、地域の重要な文化創造の拠点にもなっていると評価しました。
頼‧総統は、「私たちは、これらの建設や公共空間が地域の文化や自然環境と十分に調和していることを目にしている。そこには、共存と共栄の持続可能な精神が表現されている。2050年ネットゼロ転換を実現するため、政府がネットゼロ政策のロードマップに基づいた産業のグリーン転換を導くだけでなく、公共建築の機能向上を継続的に進め、設計計画にネットゼロのスマート化の概念を導入している」と話しています。
頼‧総統はさらに、出席している業界の代表者らに対し、グリーンビルディングの採用やスマート住宅空間の推進などを通じて、台湾の情報通信産業とスマート建材の分野横断的な連携を継続的に進めていくことを期待していると述べ、これにより、スマートでネットゼロな建築産業チェーンを構築し、より質の高い建築と環境を創造することで、台湾社会に利益をもたらし、国の競争力を高めることができるだろうと強調しました。
(編集:許芳瑋/本村大資)