台湾中部にある南投病院のがん治療センターで20日、竣工及び開設記念式典が行われ、行政院(内閣)の卓榮泰・院長が出席しました。卓・院長は『健康台湾』は頼清徳・総統が国を治める上での理念のうちの一つとしている。人々により多くの医療が提供されることを願い、台湾のすべての県と市の医療資源の合理的な配分を再編成した」と述べました。都市と農村の医療格差を縮めるため、南投病院はがん治療センターを設立し、8月20日に開設しました。今後、南投地区で薬物療法、放射線治療、外来診療などの医療サービスを提供する予定です。
卓・院長はまた、「がんは国民の生命と家族に大きな影響を与えるため、政府は全国レベルでの体制やがん治療システムの確立を望んできた。早期がん検診、遺伝子検査から精密医療、さらには数百億台湾元規模の新薬開発資金も含む包括的ながん治療の完全で国家レベルの医療体制が確立することを望んでいる」と話しました。
卓・院長はさらに、「来年度の中央政府の予算全体のうち、衛生福利部(日本の厚労省に類似)の予算は318億台湾元(日本円でおよそ1460億円)の増加となる予定で、増加率は9.4パーセントとなる。予算の大部分は、国家レベルのがん治療システムの構築に投資される予定だ。2030年までにがんによる死亡者数を3分の1に減らすことを目標としている」と表明。
また、「南投病院のがん治療センターは、完備された設備と強力な医療・看護チームといった関連する医療体制を持ち合わせ、患者に対し全方面からのケアを提供している。『健康台湾』の理念を実現するための大きな一歩を踏み出した」と評価。中央政府と地方自治体が全面的に協力し、南投病院がより良い条件を持ち合わせ、中部地区でより模範的な医療センターになることを望んでいるということです。
(編集:豊田楓蓮/岩口敬子/本村大資)