台湾と中国両岸間における観光再開が引き続き注目を集めていることに対し、行政院(内閣)の卓栄泰・院長(首相)は14日、メディアのインタビューに応じ、「両岸の友好の扉はすでに開かれた。台湾への訪問が期待される対象は観光客、学生、宗教信者であり、団体客も歓迎。軍用機や軍艦、統一戦線のメンバーではない。また、台湾人ツアー客の中国訪問も禁止していない。すでに組織された団体旅行客は安全に注意さえすれば中国へ渡航できる」と述べました。
この発言について、与党・民進党 立法院党団の洪申翰(こう しんかん)・副幹事長は15日、「両岸間の観光に対する与党の立場は両岸交流を対等かつ尊厳ある方法で行うことである。現在、両岸間の観光にとって最大の障害は台湾側にあるのでなく、中国政府にあるのだ。両岸問題を議論する際、焦点をぼかすべきではない。そうしてこそ、初めて両岸間の観光問題のために答えを見つけ出すことができる」と期待を示しました。
洪・副幹事長はまた、「中国政府はその観光客の台湾への自由な観光旅行を禁止しており、観光に関して台湾と対等に交渉する気もない。このことこそが最大の問題である。もちろん私たち台湾は、善意、及び開かれた精神を持ち合わせている。しかし、重要なのは、中国が台湾と対等かつ威厳のある態度で対話する意思があるかどうかだ」と語りました。
一方、野党・国民党立法院党団の洪孟楷(こう もうかい)・書記長は、「いつ団体ツアーが解禁されるのかを民進党政権は民衆に教えてほしい。両岸の平和で安定した発展、互いに敵意を和らげることこそ、さらなる緊密な交流につながることができると述べました。
洪孟楷・書記長は、そっと解禁して国民に伝えていないか、それともすでに解禁したか、我々も情報を受け取っていない。政府が台湾の主権を守る前提で、開放策を実施し、両岸の平和と安定した交流がより促進されることを願う」と語りました。
行政院の卓栄泰・院長は今年5月末、「5月以前に出発できない団体ツアーがまだ一定数ある。観光客と旅行代理店の権益を守るため、今年6月1日以前に計画されたツアーは引き続き催行できる」と述べ、善意を示しましたが、中国側は未だに中国人観光客の台湾への個人旅行と団体旅行を開放していません。
(編集:豊田楓蓮/王淑卿/本村大資)