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タイムトリップ(時空の旅) - 2025-01-11_台湾の素食、そして蔬食

  • 11 January, 2025

今週はお正月休みがおわり、仕事はじめとなり、少しずつ普段通りの生活になっていったという方、多くいらっしゃったのではないかと思います。今週火曜日、1月7日は七草がゆを食べる日でしたね。一年の無病息災を願うという意味の七草がゆですが、昔は栄養が不足しがちな冬の時期に青菜の栄養を摂るという目的もあったということです。しかし現代では、年末年始での飲みすぎ食べすぎの胃腸を休めるという目的もあるとされています。7日に、七草がゆを食べて体調を整えたという方もいらっしゃるかもしれませんが、お仕事が始まるとあるのが、新年会。そして、今週末から月曜日にかけては、成人式があり、まだま食べすぎ、飲みすぎの機会はもう少し続いてしまいそうですね。

野菜をメインとした体によい食事といえば、台湾では素食という文化があることをご存知でしょうか。一般的には、動物性食品を摂取しない 食習慣を指すもので、日本語では、菜食主義や精進料理、ベジタリアンなどと訳されることが多いのですが、素食といいましても、台湾ではその素食を食べる理由やどんなものを食べてよいかの定義はさまざまなんです。

近年では、この素食は、質素のそに食べるという字ではなく、「蔬食」という言い方が多くなってきました。

台湾では「蔬食」という言葉が徐々に本来の「素食」に取って代わりつつあるといわれ、多くのレストランや新聞、雑誌などは蔬食という言い方を好んで使用するようになっています。それは次のような背景があるといわれています。

まず、宗教的ニュアンスです。

質素のその「素食」という言葉は長年にわたり宗教、特に仏教や道教の影響を受けて使用されてきました。そのため、「素」という字には宗教的な雰囲気を連想させることが多く、特定の信仰に関連した制約や厳格さを感じる人が多いということです。逆に、蔬菜の蔬は、健康志向的ニュアンスがあります。台湾で野菜は「蔬菜」といい、日本語の蔬菜という言葉と同じ字になりますが「蔬」という字は「野菜」を直接的に指し、より健康志向で軽やかな印象を与えます。このため、宗教とは無関係にベジタリアンやヴィーガンの食文化を広めたい場合、このあたらしい「蔬食」という表現がより適していると考えられるようになりました。
台湾では健康志向やエコ意識の高まりとともに、宗教的な縛りのない「植物ベースの食事」が注目を集めており、「蔬食」という言葉は、こうした新しいライフスタイルを象徴する柔軟な表現として受け入れられ、特に若い世代や都市部の人々に支持されています。

このように、あたらしい「蔬食」は宗教色の強い「素食」に代わり、より幅広い層に訴求できる現代的な言葉として進化を遂げているんですね。

新たな「そしょく」。

野菜を中心とした料理が多いことから、食べすぎた時に、また健康を保つためにですとか魚やお肉を食べないことから非人道的な方法での動物の飼育や屠殺に反対などとという考えから、そして自然環境を破壊せず、エコである、などの理由から選択するというもので、こうした考えのもと、蔬食を食べるのも、この日だけと限定的、一時的に食べる人もいれば、継続して食べるという人もいたりと、本来の素食のゆるやかなバージョンともいわれています。そして近年は、若い人に非常に人気ということなんです。

本日のタイムトリップでは、近年新たな方向へと進んでいる台湾の素食について、振り返りたいと思います。

 

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