台湾東部の花蓮県太魯閣には8月12日に新たな観光スポットが誕生しました。「山月吊橋」という吊橋です。この一二年、台湾では「吊橋ブーム」のようです。台湾各地で各種の吊橋が建設され、または修復され、開放されています。
標高370メートルの「山月吊橋」は、花蓮県の太魯閣国家公園内にあります。全長196メートル、幅2.5メートル、渓谷までの距離は、153メートルです。バリアフリーの工夫がなされているので、車椅子やベビーカーご利用の方も利用できます。吊橋の両端には展望台が設置されています。
「山月吊橋」は7日から参観の予約を受け付けています。それ以来、ほとんど毎回瞬殺完売で話題を呼んでいます。毎月の第一週と第三週の月曜日は、メンテナンスの日で、一般開放されません。ほかの日は、毎日午前9時、11時、午後1時半、3時半計4回開放しています。一回の参観者数は200人が上限です。それは安全性を考えるためです。行楽客は、参観日の3日から14日以前にインターネットでの予約手続きを完了しなければなりません。
8月12日に一般開放された「山月吊橋」は四代目です。初代の「山月吊橋」は、日本統治時代の大正3年1914年に建設されました。この吊橋が建設された目的は、その下を流れる川、立霧渓流域に住む各先住民族の集落に行き、その管理を行うためです。
二代目の「山月吊橋」は、昭和5年1930年12月20日に竣工し、全長190メートル、渓谷までの距離は、75メートルです。昭和16年1941年に竣工した三代目の「山月吊橋」は、古い橋の橋脚に罅が入ったため、川上に建てなおされたものです。
日本統治時代の「山月吊橋」は、「山月橋」と呼ばれ、立霧渓流域で最も長い鉄線の吊り橋です。橋に立って下の立霧渓を見下ろすと、非常に険しく見えます。そのため、当時の日本の巡査は、いずれも山奥の内太魯閣に派遣されることを嫌がっています。この鉄線の吊り橋を渡ることを怖がって辞任した警察官までいたそうです。そのため、この吊り橋は、また「辞職橋」とも呼ばれているそうです。高所恐怖症の方には向いていないかもしれません。
後に中部横断道路の開通により、「山月吊橋」が使われなくなりました。その間、数回にわたって再建計画が立てられましたが、工事の難易度が高かったため、実行まで至りませんでした。
2016年にようやく再建計画が実施され、2019年5月まで、2年9ヶ月かけて建設された四代目の「山月吊橋」は、ついに8月12日に供用を開始しました。ご興味のある方、台湾への渡航制限が解除されれば、一度足を運んでみてはいかがでしょうか、
Rti 台湾国際放送
Rti 台湾国際放送 

